———————————————————————
■■■■月刊 FOODWORLDメールマガジン
VOL.010(2014年2月号) 株式会社イーエスケイ
———————————————————————
平素よりお世話になっております。
日頃お世話になっておりますお客様や情報交流のある皆様向けに当社オリ
ジナルのメールマガジンを発行しております。
今後、メールマガジンを通じてお客様へ最新の情報提供や、当社ならではの
製品紹介を、読んで楽しいコンテンツとして定期的に配信させていただきます
ので、宜しくお願いいたします。
(このメールは、お世話になったお客様、及びお名刺交換させて頂いたお客様、
当社パートナーの皆様にお送りしています。)
_/_/目 次_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
1.業界ニュース
2.FOODWORLDトピックス 今月のテーマ「原価管理」
3.今月のTips動画
4.編集後記
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
1.業界ニュース
(1)【日経新聞】
食卓の主役「そざい」から「そうざい」へ
生鮮に割高感、所得の低迷が影
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO65245100T10C14A1SHA000/
(全記事の閲覧には会員登録が必要です)
【おやじタヌキのちょっと一言】
総務省の家計調査から見える消費動向で20年前と現在とを
比較しています。調理前の野菜、果実、業界類の購入量
が減り、代わって調理食品が90年に比べ31.2%と大幅に
増加しているという結果です。別の調査から、生鮮の方が
価格が高くつくからではないかと分析しています。
現在では、価値観として原料に近ければ近いだけ「贅沢」
という意識が定着しつつあるのかも知れません。
(2)【日経新聞】
長寿日本一・長野県のマカ不思議な仙人食
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFB2705X_X00C14A1000000/
【おやじタヌキのちょっと一言】
長寿食のキーワードは「減塩」のようです。
弊社社長の持論なのですが、「健康」ほど退屈で面白くない
ものはない、ということなのですが、本質を突いている
と思います。
この記事に登場する商品も、どうにも地味です。
健康をビジネスに結び付ける難しさが見えます。
(3)【日経トレンディ】
外食店で“フグ大放出”なのはなぜ? 激安フグ握り、フグカツ丼、フグパスタ…
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20140110/1054483/?ml
【おやじタヌキのちょっと一言】
高級食材だったフグが低価格で普及しつつあります。
関西の方は「今さら?」なのかも知れませんが、関東では
ビジネスチャンスかもしれません。要注目です。
(関連記事)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASHD08001_Y4A100C1AA1P00/
(4)【食品安全教育研究所発行メルマガより抜粋】
「冷凍食品の農薬混入事件は犯人の逮捕で終わった訳ではありません。
この事件を対岸の火事としないために、チェック表を作成しました。
月曜日の朝にチェックをお勧めします。」
フードディフェンスのチェック表 ↓↓↓
http://homepage3.nifty.com/ja8mrx/fooddfenn.pdf
ノロウイルスのチェック表
http://homepage3.nifty.com/ja8mrx/norotyekku.pdf
【おやじタヌキのちょっと一言】
私も購読している、河岸宏和さんのメルマガからの転載です。
貴社の工場でも一度チェックしてみてはいかがでしょうか?
河岸宏和さんのメルマガの情報は以下で。
http://archive.mag2.com/0000100977/index.html
(5)【日本惣菜協会】
第1回 全国農業高校ベジコン 優勝校が決まりました
http://www.nsouzai-kyoukai.or.jp/page2109.html
【おやじタヌキのちょっと一言】
第一回の、全国農業高校ベジコンの結果です。
出雲が優勝で会津が準優勝でした。
農産物の品質向上は国レベルの課題ですが、10年
20年かかるからこそ価値のある競争力です。
こういう若年層からの取り組みはもっと注目したい
ですね。ものづくりではロボコンの番組があるように、
いずれは「全国農業高校ベジコン」がNHKで放送
されるように盛り上げていこうではありませんか。
(6)【ビジネスジャーナル】
危険な中国産食品、なぜ日本で流通?検査率わずか1割、ずさんな食品検疫体制の問題点
http://biz-journal.jp/2014/01/post_3830.html
【おやじタヌキのちょっと一言】
特定の国を名指しで危険視するの問題ありますが、この記事
の趣旨は日本の受入れ体制を問題視するものです。
中国に限らず、どこの国でも天候不順など突発的な
事態への対処として、緊急調達することはあり得ます。
このようなケースが危ないということです。
食を扱う企業として、この実態は把握しておくべき
と思いました。
(7)【東洋経済ONLINE】
ドトールとスターバックスを分析する
カフェチェーンはコンビニに食われているか?
http://toyokeizai.net/articles/-/29252
(記事を読む前に下のクイズにチェレンジして下さい)
【おやじタヌキのちょっと一言】
クイズです。コンビニ各社が始めたコーヒー販売は
絶好調と言われていますが、ではドトールと
スターバックスはどれ程の痛手を被ったでしょうか?
答えは本文をご覧下さい。財務諸表から読み解いています。
皆さんの予想は当たりましたか?
(8)【日本経済新聞】
スシロー、ビッグデータ分析し寿司流す 廃棄量75%減
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK24009_U4A120C1000000/
(全記事の閲覧には会員登録が必要です)
【おやじタヌキのちょっと一言】
競合他社の場合は「特急」など、「回らない」直接渡す
仕組みに力を入れている店舗もありますが、スシロー
さんは回ることにこだわり、何を、どれだけの量回すか
の最適解を過去の統計データから指示出しするそうです。
この企業の「標準化」の追求と、それ故にデータを
徹底的に分析する姿勢は、製造業の管理手法を思わせます。
ただし、指示は出すけれども必ずしも従う必要はなく、
現場の判断が優先されるのもITの使い方をよく分かって
いるな~と思います。脱帽です。
また、記事全文をお読みいただいた方はお分かりだと
思いますが、今回は過去のデータ統計による分析です。
しかし、もし来店客の「個」のデータを加味することが
できたらどうでしょうか?ますますローコストオペ
レーションが進展し、お店の魅力も高まるのでは?
そんな想像をするとワクワクしますね。
(9)【NEWSポストセブン】
日本人のみかん離れはコタツ減とリンク 消費量はバナナ首位
http://www.news-postseven.com/archives/20140125_237646.html
【おやじタヌキのちょっと一言】
私の子供の頃は、どこの家庭でも冬のみかんは「箱買い」
でした。だから「3年B組金八先生」の「腐ったみかん」
の比喩がすぐに飲み込めたのですが、今の人にあの話
は何のことか理解できないでしょうね。
世界各地に「みかんファーム」を開設し、1年中食べ
られるようになれば、習慣化されてもっと売れると思うの
ですが難しいでしょうか?
(10)【日本経済新聞】
おせち彩る「かまぼこ」 職人技、国家資格で板につく
http://www.nikkei.com/article/DGXBZO64609520W3A221C1000000/
【おやじタヌキのちょっと一言】
お正月にお世話になった蒲鉾です。しっかり勉強しましょう。
・国家資格だってあるんだぜ!
・何で板に乗っているのか?
・原料の魚は何を使っている?
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
2.FOODWORLDトピックス
このコーナーは、FOODWORLD に関するイベントやトピックス、また各機能の
ご説明を毎月選定してご紹介いたします。
こんにちは。
2月号担当「たぬき三郎」です。
今月は「原価管理」について紹介します。
新商品を開発時、売価をどうするか(採算は?)
原価(儲けは?)はいくらなのか
原材料はどれだけ仕入ればいいのか
どの企業様でも原価率(売価に対する原価の割合)は悩みの種だと思います。
弁当・惣菜業界では、材料原価率は25%以下でないと利益は出てこないと
言われています。
原価が把握できておらず、
50%を超え~!!
いくら売っても利益がでない。
何てことに・・・。
「味」に対して適正な対価として売価設定することは、味作りと同様に
重要課題ですよね。「売価は美味しさに対する対価であって、
原価とはなんら関係ない」なんて言う企業様もいます。
三郎は、相応の材料(自社生産 等)費で、きちんとした商品を作り
上げるノウハウ(手順と仕組み)がなければ利益は出ないのでは。
と考えます。
そもそも製造原価、仕入原価、「原価」という言葉はよく耳にしますが、
「原価とは何か?」、「どうすれば正しい原価が計算できるか?」
という質問をよく受けます。
通常、製品原価とは製品1個を作るのにかかった費用と考えます。
その作業工程で発生したすべての費用を製品一つ一つに割り当てるのは
難しいですよね。
材料費は簡単に算出できるけど、工場の電気代や減価償却費、社員(パート)
の給料などの間接費をどの製品の原価に入るのかと考えてみれば
「割り振りようがない」、「按分するのも難しい」。
間接費の算出方法について、お付き合いのあるお客様に質問してみましたら、
「どこまでやるべきでしょうか?」と逆に質問されてしまいました。
う~ん...(汗)?!
「うちは、材料費=製品原価で十分」という企業様もあり、逆に統計
エキスパートの目が眼鏡の奥でキラリ(要はオタク)な企業様も
おられます。
データの蓄積が無い企業様が、突然オタクなデータ管理企業に生まれ
変わることには無理がありますし、コストもかかり過ぎます。
それぞれの企業様の文化や管理レベルに応じて、求めるデータの精度
と堅実な企業力アップをご提案するように心がけていますが、
勉強の毎日です。
皆さんはどう管理されていますか・・・。
次回はたぬき四朗が「受注管理」について説明します。
乞うご期待。
FOODWORLD製品紹介はこちらもご覧下さい。
http://www.foodworld.jp/products
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
3.今月のTips動画
FOODWORLDの便利な機能や使い方をトピックスのテーマに合わせて動画で
ご紹介します。
今月は「原価管理」です。
下記URLにてご覧ください。
http://www.foodworld.jp/tips/tips-movies
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
4.編集後記
最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。
ご無沙汰しております。「たぬき三郎」再登場です。
正月に美味しいものを食べ過ぎてちょっとお腹の肉が…なんてことを言って
いるたぬき兄弟がいますが、皆さんはいかがですか。
私は新年の決意を新たにしたものの、早くも現実に引き戻されて、仕事への
ギアチェンジMAX状態です。
さて、消費税増税(4月から8%へ)がいよいよです。
皆様、準備は順調でしょうか。
私の周りもようやく、ざわつき始めました。
(自社内での単価管理法、商品のラベル表記変更 等)
少なからず、スタート時の一時の混乱はあるのでしょう。
この様な増税ばかりでは、なかなかお財布の紐も緩みませんよね。
アベノミクス効果の恩恵は何処に!!
こんなことを考えている「たぬき三郎」ですが、引き続き、よろしくお願い
します。
次回もお楽しみに!!
追伸:
今回、チョットだけ私の住処紹介します。
私は千葉のヘソに位置する所に住んでいます。
(そう…山の中…ここか?…そのへんです!!)
この寒い時期は朝方、凍結-2℃(路面凍結)なんてこともあります。
自然豊かな所で癒されるのですが、主要場所に行くのに
車が必須(平均30分)。チョット難ありですかね。
近くに来た時は、「たぬ三郎」と声をかけてみてください。
聞こえれば出ていきますよ。きっと…。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 株式会社イーエスケイ