———————————————————————
■■■■月刊 FOODWORLDメールマガジン
VOL.043(2016年11月号) 株式会社イーエスケイ
———————————————————————
平素よりお世話になっております。
日頃お世話になっておりますお客様や情報交流のある皆様向けに
当社オリジナルのメールマガジンを発行しております。
このメールは、お世話になったお客様、及びお名刺交換させて頂いたお客
様、当社パートナーの皆様にお送りしています。
_/_/目 次_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
1.業界ニュース
2.FOODWORLDトピックス 今月のテーマ「HACCP義務化に向けてITが出来る事」
3.今月のTips動画
4.編集後記
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
1.業界ニュース
(1)【東京新聞】
全加工食品に原産国表示 国が素案 主な原料、対象拡大
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201610/CK2016100502000275.html
【おやじタヌキのちょっと一言】
まだ素案が出ている段階です。より詳しい経緯は毎日新聞をご一読下さい。
読み応えあります。
『「輸入または国産」の表示。これでは地球のどこかで作られたという意味
しか伝わらない。』というのが笑えます。
他にもいろいろ問題あるようですが、企業としては本当に消費者が求めて
いる情報を、適切に提供する努力を粛々と続けるだけだと思います。
※関連記事
【毎日新聞】
記者の目 全加工食品の原産地表示=小島正美(生活報道部)
http://mainichi.jp/articles/20161019/ddm/005/070/033000c
(全文の購読にはログインが必要です。)
(2)【日本経済新聞】
時給1000円超え 人手不足、社会保険拡大が拍車
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS19H4O_Z11C16A0EA2000/
(全文の購読にはログインが必要です。)
【おやじタヌキのちょっと一言】
今月は労務管理に関するニュースがてんこ盛りです。
中でも、女性の動向に関する記事が多いですね。労働集約産業(弊社
もそうです)では、女性への依存や期待が高まっていることを如実に
示しているように思います。
※関連記事
【日経ビジネス】
10月から改定、壊れるか?パート「130万の壁」
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/261748/091600010/
(全文の購読にはログインが必要です。)
(3)【日本経済新聞】
介護休業取得で1人40万円 企業向けに助成金
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO07911960T01C16A0NN1000/
(全文の購読にはログインが必要です。)
【おやじタヌキのちょっと一言】
介護離職の対策に国が本気で乗り出しているように感じます。
ただでさえ労働人口の減少が心配されているのに、この上介護
離職者が増大すれば、生産力低下と社会保障費の負担増に同時
に襲われる結果になりかねません。
企業としても、使える制度は何でも使って離職を回避することで、
結果的に社会に貢献することになると思います。
(4)【毎日新聞】
働き方改革会議 病気と仕事の両立支援拡充へ
http://mainichi.jp/articles/20161025/k00/00m/040/073000c
【おやじタヌキのちょっと一言】
配偶者特別控除の見直しは見送りになりましたが、「働き方
改革会議」が現政権の目玉政策となっているため、色々な
政策が出て、企業は対応が求められることになります。
先月は36協定についてお伝えしましたね。
今回はガンなどの疾患で闘病中の社員に関する支援のあり方
が報じられています。
それにしても、メンタルヘルスや介護、そしてこの闘病中
社員への支援など、いずれも企業には社員の稼動率の低下
に対しての許容力が求められます。
国から制度がどんどん降りてきても、「先立つもの」が
無ければ耐えることはできません。その割には企業の内部
留保は「社会資本を死蔵させている」的な扱いをされること
も多く、何とも難しい世の中ですね。
※関連記事
【朝日新聞】
働く患者へ「心の支援を」 俳優・生稲さん、闘病経験もとに提案 働き方改革会議
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12624485.html
(全文の購読にはログインが必要です。)
(5)【日経ビジネス】
ひとり親にも優しく、出勤日・時間がフリー
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/16/101700076/101700001/
(全文の購読にはログインが必要です。)
【おやじタヌキのちょっと一言】
さて、労務管理のニュースを続けてお伝えしてきた最後に、
思い切った制度を導入して成果を上げている食品工場の記事
をご紹介します。
人事制度は性善説と性悪説の間を行ったり来たり、迷いも
多いですが、中小企業であれば「とにかくやってみる」と
いうチャレンジ精神が大事なのかなと考えさせられます。
(6)【産経ニュース】
天候不順で野菜の高値続く「こんな値段初めて…」 ニンジン、ジャガイモは11月以降も
http://www.sankei.com/life/news/161017/lif1610170040-n1.html
【おやじタヌキのちょっと一言】
10月も鳥取県で大きな地震がありました。
日本に工場がある企業である限り、不測の事態に備えてAプラン、
Bプランを準備しておくことは必須です。
調達の担当者はいつも大変ですね。これまで思いもしなかった
相手との業務提携やグループの形成など、大胆な発想が必要
になってきているのかも知れません。
(7)【SankeiBiz】
食物アレルギーがご心配なお客様がより簡単、便利にメニューをお選びいただけるように アレルギー情報の検索機能を強化
http://www.sankeibiz.jp/business/news/161011/prl1610111713136-n1.htm
【おやじタヌキのちょっと一言】
殆ど企業広報そのままの記事で、普段こういうのはピック
アップしないのですが、大切な情報と考えご案内します。
アレルギー疾患を持つ人は今後も増加傾向にあるようです。
食に携わる企業にとって、適切な情報提供が最低条件になる
ことは間違い無いでしょう。
ただし、「提供している」ということと、「利用シーンを
考え抜いた使いやすいツールを提供している」というのと
では天と地ほど違いがあります。こういうきめ細やかな
サービス品質こそ、おもてなしの国として世界一と評価
されるようになりたいものです。アメリカの企業に負けて
いてはいけません。
(8)【日本経済新聞】
アマゾンがコンビニ進出計画 米報道、物流インフラ活用
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM12H1V_S6A011C1EAF000/
【おやじタヌキのちょっと一言】
ショッキングな記事ですが、ヘッドラインから想像する
内容とはかなり違います。ここでコンビニと言っているのは
タッチパネルで注文して受け取りができる拠点くらいの
店舗のようで、ネット通販の荷物受け渡し拠点にサービス
を追加した程度と見えます。
日本のコンビニは店舗ありきで、店舗網を2次利用できる
ことを付加価値にネット通販に進出していますが、アマゾン
は逆。ネット通販ありきで、注文や荷物受け渡しの自由度
を高める目的で店舗を利用しようとしています。
ビジネスモデルをめぐる攻防はまだまだ続きますね。
(テクノロジー番外編)【ITPro】
トヨタ販売店の作業ピット、ノギスまでIoT対応
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/16/101200225/101200004/
(全文の購読にはログインが必要です。)
【おやじタヌキのちょっと一言】
食から離れますが、参考になると思います。
天下のトヨタがおひざ元の名古屋に開設した販売店なのですが、
「今の技術でこんなことができる」という技術のショールーム
になっていて興味深いです。
車なら関係ないとは言わず、こういう技術が3~4年で普及して
くるものと考えて自社への応用に想像を膨らませてみて下さい。
(トピックス番外編)【毎日新聞】
食品衛生管理 食の国際化に備えHACCP義務付け
http://mainichi.jp/articles/20160307/org/00m/010/055000c
(全文の購読にはログインが必要です。)
【おやじタヌキのちょっと一言】
今月のトピックスはHACCPです。
HACCPって何だっけ?とか、義務化に向けていまどうなっている
のか?
などを手っ取り早く把握できる記事をご案内します。「HACCP
の今」を押さえた上で、是非、五郎のトピックス記事もご一読
お願いします。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
2.FOODWORLDトピックス
このコーナーは、FOODWORLDに関するイベントやトピックス、また各機能
のご説明を毎月選定してご紹介いたします。
こんにちは。
11月号担当の「たぬき五郎」です。
今月は「HACCP義務化に向けてITが出来る事」についてお話ししたいと思います。
既に国際標準として定着してきているHACCP。
今だ日本は義務化が施行されてはいませんが、国際的な食の安全への対応
を踏まえ、HACCPの義務化は時間の問題とされています。
しかし、まだ「いつ」「どこまでのレベルで」と言った事や、
オペレーションPRPとの関係やその扱いがどうなって行くのか、
何も見えていないのが実情と言えるでしょう。
企業が新たにHACCPを導入・維持して行くとなれば、それなりにパワー
が必要となります。
しかしながら、昨今の人手不足は食品業界にとどまらず、今後若者世代の減少と共に
より大きな社会問題として顕在化していく事が予測され、こうなると
「人手」こそが最も希少で高コストのリソースとなって来ると考えられます。
そこにHACCP運用に伴い、データの採取・記録・保管と言うこれまで
人的に行っていたような作業が義務化されれば、益々マンパワーを搾り取られる
結果になってしまいます。機械やコンピュータで出来る事は、
機械やコンピュータに任せてしまいたいものです。
そんなお悩みに対して我々IT企業が皆さんの為に何が出来るのかを、
我々なりに考えてみました。
①今出来る技術
既にITの技術によって以下のような情報は、機械やコンピュータが勝手に
情報をログとして収集・蓄積し、必要に応じて閲覧が出来るようになっています。
・倉庫や工場の温度・湿度
・入退室記録
こう言ったシステムは既に導入されている会社さんも多いのではないでしょか?
②ある程度確立されているが、それほど普及していない技術
例えば食品の中心温度測定器。当然ながら食品加工業者様であれば、
中心温度測定における安全管理は皆さん実践されている事でしょう。
HACCPで規定されている3つの危害要因の中でも「生物的危害要因」
に対しては、温度管理が最もスタンダードな対抗手段になりますからね。
しかし、測定結果を手書きで記録している、あるいはタブレット等に手で
打ち込んでいる・・・と言う運用をされている所も多いのではないでしょうか?
既に測定器(子機)が採取したデータをWiFiで親機が吸い上げて、
サーバに送信・蓄積する・・・そんな製品も出回っています。
もちろんそれなりに取扱の習熟が必要ですが、慣れてしまえば懸念される
マンパワー不足の解消に繋がりますね。
③これから普及が期待される技術
HACCPにおいては、製造工程にて稼働している機械が目標通りの性能を維持
しているか?
(例えば加熱装置や冷却装置が目標温度を維持しているか?)などと言うモノの
状態をモニタリングして行く事もしなくてはなりません。
これに対してはIoT(Internet of Things)と言う昨今のIT業界における一つの
潮流があって、皆さまの業務に当てはめると、モノ(あらゆる製造機械)がネット
ワーク端末の機能を持ち、自動的にログを採取してネットワークへアップロードし
蓄積・閲覧する・・・
と言う応用が可能になると考えられます。
HACCPの義務化にも代表されるように、お客様に食の安全・安心をお届けする
ために、食品加工業者様が越えるべきハードルは、益々高まっていくことが予想さ
れます。しかしそれに追随してIT技術もまた、そう言った時に必要になってくる
パワーを少しでもお助け出来るよう進化していきます。
FOODWORLDもまた、こういった技術に対応出来るよう新たな機能の充実を
図り、皆さまの業務を効率化し、迫るマンパワー不足時代のお悩みを解消して行きた
いと思います。
HACCPに対応する上でのITの役割イメージと実例を簡単にまとめた動画をTips動画
として公開しています。ぜひご覧ください。
http://www.foodworld.jp/tips/tips-movies
FOODWORLD製品紹介はこちらもご覧下さい。
http://www.foodworld.jp/products
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
3.今月のTips動画
FOODWORLDの便利な機能や使い方をトピックスのテーマに合わせて動画で
ご紹介します。
今月は「HACCP義務化に向けてITが出来る事」です。
下記URLにてご覧ください。
http://www.foodworld.jp/tips/tips-movies
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
4.編集後記
最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。
「たぬき五郎」です。
先日我がESKの拠点である木更津では、アクアラインマラソンが開催され、
私たぬき五郎も、おやじたぬき、たぬき六郎と共に参加して来ました。
週末の観光の大動脈でもあるアクアラインを封鎖してのマラソン大会。
千葉県が総力を挙げて臨む、今やマラソン大会としては国内有数の
ビッグイベントであり、今年も大変な盛り上がりを見せました。
アクアラインマラソンは、フルマラソンとハーフマラソンがあって、
旧木更津市役所→アクアライン→三井アウトレット(ハーフはここでゴール)
を経て、袖ヶ浦・木更津の街や田園風景を眺めながら旧木更津市役所を
目指すコースになります。
このコースは、アップダウンが多い難コースですが、アクアラインから眺める
一面の大海原と、アクアラインを過ぎてからからの沿道の絶え間ない応援、
そして給水・給食ポイントの地元特産品によるおもてなしが、
疲労を吹き飛ばしてくれます・・・と言っても体は正直、ガクガクになった
足は動きゃしません(笑)。
そんなこんなもありつつ、たぬき一家は皆無事完走。
帰りの木更津駅の階段を足が棒になったランナー達が皆ロボコップのように
ガクガクと降りていく風景がベスト珍ショットの、楽しい一日になりました。
蛇足ではありますが、アクアラインマラソンには毎回県内のゆるキャラが
大集結しますが、その中でもリーダー的な存在のチーバくん。
実は中に入る人は特に決まっておらず、「チーバくんに来てほしい」と言うと、
着ぐるみだけ来るのでやりたい人が中に入れるそうです。
ご興味はある方は是非やってみてはいかがでしょう?
但し剣道の小手の臭いがするらしいので覚悟して下さい(笑)。
以上、「たぬき五郎」の編集後記でした。
それでは次回もお楽しみに。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 株式会社イーエスケイ