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■■■■月刊 FOODWORLDメールマガジン
VOL.053(2017年 9月号) 株式会社イーエスケイ
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平素よりお世話になっております。
日頃お世話になっておりますお客様や情報交流のある皆様向けに
当社オリジナルのメールマガジンを発行しております。
このメールは、お世話になったお客様、及びお名刺交換させて頂いたお客
様、当社パートナーの皆様にお送りしています。
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1.業界ニュース
2.FOODWORLDトピックス 今月のテーマ「計画生産」
3.今月のTips動画
4.編集後記
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1.業界ニュース
(1)【朝日新聞】
食品の自主回収情報を報告義務化、HPで公表へ 厚労省
http://www.asahi.com/articles/ASK8Q4FSRK8QULBJ00G.html
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【おやじタヌキのちょっと一言】
食品の自主回収について、ルールが新しくなるようです。
・自主回収の情報を一元化し、周知をスピードアップする
・自主回収の報告が義務化される
というのが主な変更点です。
各企業においても、問題発生時には原因究明と対策についてスピードアップが求められるようになります。
(2)【農林水産省】
平成29年JAS法改正について
http://www.maff.go.jp/j/jas/h29_jashou_kaisei.html
【おやじタヌキのちょっと一言】
JASの制度が変わります。JAS規格の対象が「モノ」以外に拡大するということです。
新たに生産方法や輸送方法などもJAS規格の対象になります。
これまで価格に反映するのが難しかったような品質向上の取り組みが報われるようになるといいですね。
(3)【消費者庁】
景品表示法に基づく法的措置件数の推移(平成29年7月31日現在)
http://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/pdf/fair_labeling_170825_0001.pdf
【おやじタヌキのちょっと一言】
景品表示法の違反の件数と、具体的な内容が公開されています。
ほとんどが他業界ですが、スーパーや食品関係の事例もいくつか見られます。
誇大広告、虚偽広告などの謗りを受けないよう、事例をご確認下さい。
(4)【流通ニュース】
公取委/流通・取引慣行ガイドライン改正で説明会
https://ryutsuu.biz/seminar/j082318.html
【おやじタヌキのちょっと一言】
規制関連ニュースの最後は公取です。
調達担当者、あるいはコンプライアンスのご担当者にご案内いただければと思います。
(5)【日本経済新聞】
食中毒が多発 週200件ペース、昨年の2倍
https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG25HAL_V20C17A8CC1000/
【おやじタヌキのちょっと一言】
食品業界としては、とても心穏やかな記事ではありませんね。
確かに、埼玉のポテトサラダで発生したO157を筆頭に、例年に増して食中毒のニュースが多かったように思います。
「湿度が高く暑い日が続いたことが原因」と分析されていますが、企業としても普段より引き締めが必要になるのはどんな時か?
その条件を記憶し、ノウハウとして蓄積しておく必要がありますね。
(6)【食品ニュースまとめ】
テーマごとに今月のニュースをまとめます。
(人手不足)
毎月お伝えしていて、ウンザリされている方もいるかもしれませんが、今月もたくさんのニュースがありました。
他業界ではクレディセゾンが全従業員を正社員にすると発表しています。
各業界、各社、どのように対処しようとしているのでしょうか?
【プレジデントオンライン】
人不足に悩む居酒屋業界 M&Aに走る事情
http://president.jp/articles/-/22739
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【飲食店.COM】
人手不足が続く飲食業界。求職者から「選ばれる」ために採用担当者は何をすべき?
https://www.inshokuten.com/recruit/knowledge/trend/detail/190?ref=foodist
【流通ニュース】
ファミリーマート/優秀なストアスタッフ、本部社員に登用
https://ryutsuu.biz/strategy/j080128.html
【日本経済新聞】
外食、苦肉の省力調理 求人倍率3倍、確保難航
https://www.nikkei.com/article/DGXKASDZ12H2Y_21082017MM0000/
(天候不順)
今年の夏は猛暑の予報が一転して雨続きの不順な天候でした。
飲料やアイスの販売に影響しましたし、農作物にも影響が出ています。
さらに、このような天候不順は世界的に発生してることにも注意が必要です。
販売も調達も、不測の事態が発生することを前提に業務を組み立てる必要がありますね。
【日本経済新聞】
キュウリなど5品目で小売価格上昇 農水省調べ、平年比でも高く
https://www.nikkei.com/article/DGXLZO20308090T20C17A8QM8000/
【産経ニュース】
「ガリガリ君」も苦戦…天候不順の影響ここにも
http://www.sankei.com/economy/news/170822/ecn1708220024-n1.html
【SankeiBiz】
オリーブ油、不作で値上げ イタリア料理店に影響じわり
http://www.sankeibiz.jp/business/news/170807/bsd1708072142011-n1.htm
【日本経済新聞】
世界で「殺人的熱波」 気温50度超も、干ばつや死者
https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG25H9F_Y7A820C1CR0000/
(価格)
上記の天候不順もあり、原材料価格は上昇基調だと思います。製品価格に反映できるでしょうか?
ちなみに、日経新聞の「鳥貴族」の記事によれば値上げを発表した企業の株価は上がっているとのことですが、果たして...
【日本経済新聞】
すかいらーく、サイドメニュー値上げ 人件費上昇で10月から
https://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ09HTH_Z00C17A8TJ2000/
【日本経済新聞】
イオンまた値下げ 「インフレ目標で価格決めない」
https://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ23HIU_T20C17A8000000/
【日本経済新聞】
鳥貴族、28年ぶり値上げ 脱デフレへ転換告げるか
https://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ28IEN_Y7A820C1000000/
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(コンビニの動向)
店舗数の拡大がほぼ飽和し、合従連衡もほぼ限界でしょうか。
次の拡大領域として、各社の取り組みが注目されます。
ローソンやファミマはオフィス需要を狙い、セブンは過疎地の需要を取り込もうとしているようです。
【流通ニュース】
ファミマ、ローソン/オフィス需要開拓を本格化、セブンは静観
https://ryutsuu.biz/strategy/j082311.html
【毎日新聞】
無人コンビニ 広がる 社食・売店減少、ビル高層化も一因
https://mainichi.jp/articles/20170824/k00/00m/020/058000c
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【日経ビジネス Digital】
「走るコンビニ」見切り発車 都市部は店舗飽和、地方は急速に高齢化
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/NBD/15/depth/082100711/
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(7)【毎日新聞】
レシピ付き食材 インスタントじゃない!共働き世帯に人気
https://mainichi.jp/articles/20170823/k00/00e/040/272000c
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【おやじタヌキのちょっと一言】
昔から同様のサービスはあったと思いますが、ここに来て再注目されているようです。
時代のニーズには合ってますので、色々と広がりが出てきそうです。
※関連記事
【日本経済新聞】
調理簡単「ミールキット」広がる 紀ノ国屋やローソン
https://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ24H99_Y7A820C1MM0000/
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(8)【ニコニコニュース】
「日清のどん兵衛」マンション風広告が大反響 「これはすごい」「好きすぎて何度もみてしまう」
http://news.nicovideo.jp/watch/nw2922459
【おやじタヌキのちょっと一言】
日清のWeb広告、相変わらずトバしてますね。
発想もすごいけど、「やってみよう」となる組織もすごいです。
いったいどんな人達なのでしょうか?
※関連記事
【毎日新聞】
日清食品 バズるウェブ広告ができるまで 担当者に聞く
https://mainichi.jp/articles/20170804/k00/00e/020/218000c
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2.FOODWORLDトピックス
このコーナーは、FOODWORLD に関するイベントやトピックス、また各機能のご説明を毎月選定してご紹介いたします。
こんにちは。ご無沙汰しております。9月号担当の「たぬき次郎」です。
今月は「計画生産」についてご紹介いたします。
FOODWORLDのユーザーは弁当・惣菜系の製造工場が多くを占めており、「受注生産」を基本とした生産管理を運用しております。
しかし、そのような工場でも、一部の商品が「計画生産」となる商品を製造している場合があります。
例えば、
・主商品はサラダなどカット野菜の製造だが、関連して瓶詰の【たまねぎドレッシング】を製造 など
⇒受注を受けたらストックから出荷
また、最終商品としては受注生産だが、商品のトッピングの一部(仕掛品)が計画生産となる場合もあります。
例えば、
・商品【鍋セット】自体は受注生産だが、そこに付属する一部の【乾燥きのこ】の小分け作業 など
⇒乾燥きのこ自体は日持ちし大袋で仕入れ、事前に1人前用に小分けしたものをトッピングする
上記の【たまねぎドレッシング】や【乾燥きのこ(小分け)】が作り置き可能な商品や仕掛品であれば、それらは受注によって生産するのではなく、予め計画的に製造してストックから使用する運用となるのではないでしょうか。
ではその製造の計画はどうやって立てるのでしょうか。
・今、在庫はどのくらいあるんだっけ?
・明日から1週間どのくらい必要?
・来週は大口受注が来るんじゃなかったかな?
情報を集めて、日別に集計して、さらに計算して・・・やってられません。
このような運用において、FOODWORLDでは「計画生産シミュレーション」機能を使用します。
この仕組みのポイントは在庫量と使用予定量(需要予測)です。
簡単に言えば、現在の在庫量が未来に対し日毎にどのように推移(出荷・出庫にて減少)するかが分かれば、製造する日と量が決められるという事です。
在庫がゼロになる前に、又は最低ストック量を割る前に製造するという判断と計画(製造量の入力)を起こす事ができるのです。
この機能により一つの画面で、現在庫量と使用予定量・製造予定量によって日々の在庫量の推移が確認でき、製造計画の設定・調整が容易となっているのです。
ちなみにポイントとして挙げた使用予定量に関しては、FOODWORLDの未来の見込受注や過去の確定受注情報などを指標とすることができ、この受注情報をレシピ展開(所要量計算)することにより求めることができます。
このように、計画判断の異なる種類の製造を行う工場であっても、受注データや在庫データを駆使して生産計画を作成することができるなど、加工工場のトータル業務をカバーするパッケージとしての特性を十分の活かした運用が実現できます。
いかがでしたか?
FOODWORLDの「計画生産シミュレーション」について、Tips動画で公開しています。
是非ご覧下さい。
http://www.foodworld.jp/tips/tips-movies
FOODWORLD製品紹介はこちらもご覧下さい。
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3.今月のTips動画
FOODWORLDの便利な機能や使い方をトピックスのテーマに合わせて動画でご紹介します。
今月は「計画生産シミュレーション」についてです。
下記URLでご覧ください。
http://www.foodworld.jp/tips/tips-movies
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4.編集後記
最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。「たぬき次郎」です。
8月ももう終わりですがまだ暑いですね。みなさんいかがお過ごしでしょうか?
先日私は、農業関係のイベントで盛岡に行ってきました。
仕事柄出張は比較的多く、日本各地とまでは言いませんが多くの街を訪れ、その土地の街並み・景色や名産などをできるだけ堪能することを楽しみにしています。
※もちろん仕事が第一ですよ!
実は今回の盛岡訪問は初めてで、盛岡冷麺やうにめしなど盛岡の名物・名産と言われる物も頂きました。
やはり初体験というのは心躍ります。
私は入社して二十数年経ち、世間ではオヤジと呼ばれる部類に入りますが、40年以上生きてまだ初体験できるものがあるんだなぁと思わず感傷に浸ってしまいます。
が、世の中に広く目を向ければ、未体験のものの方が遥かに多いんですよね。
そして、これからいくつの「初」を体験できるのだろうか・・・などと、また考えてしまいます。
そう思えばこの先の出張も楽しみになります。
※いやいや、もちろん仕事が第一ですって!
小さな感動を求めつつ、これからも張り切っていきます。
ちなみに、今回「ホヤ」の刺身も初めて食べました・・・。
初ホヤの個人的感想はご想像にお任せします!
・・・世の中には色々な食べ物があるんですね・・・
以上、「たぬき次郎」の編集後記でした。
それでは次回もお楽しみに。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 株式会社イーエスケイ