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■■■■月刊 FOODWORLDメールマガジン
VOL.060(2018年 4月号) 株式会社イーエスケイ
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平素よりお世話になっております。
日頃お世話になっておりますお客様や情報交流のある皆様向けに
当社オリジナルのメールマガジンを発行しております。
このメールは、お世話になったお客様、及びお名刺交換させて頂いたお客
様、当社パートナーの皆様にお送りしています。
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1.業界ニュース
2.FOODWORLDトピックス 今月のテーマ「スーパーの総菜戦略」
3.今月のTips動画
4.編集後記
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1.業界ニュース
(1) 飲食店の安全管理
オリンピックに向けて飲食店での安全管理が強化されようとしています。最近ではスーパーやコンビニでもイートインを設ける店も多く、店舗で最終調理する場合も多いので決して他人事ではありません。
【求人@飲食店.COM】飲食店にも義務化の流れ。具体的にどうすれば?「HACCP」を分かりやすく解説
https://www.inshokuten.com/kitchen/magazine/123
【FOODS CHANNEL】飲食店で食中毒が発生しやすい7つのポイントと予防3原則
https://www.foods-ch.com/anzen/1520819326664/
【FOODS CHANNEL】よく分かる食中毒の「原因」「主な感染食材」「除菌、殺菌」必修ガイド
https://www.foods-ch.com/anzen/1520559606786/
(2) 価格について
全体的な雰囲気では、市井の皆さんも価格上昇を織り込んでいるように思います。
しかし、そこに競争条件が加わると話は変わってきます。また、私見ですが、ネット社会では価格情報がガラス張りとなり、そのことが価格低下圧力を作り出す構造的な面もあると思います。
【日本農業新聞】食の志向「健康」減少 「安さ」「手軽さ」は増加 日本公庫調査
https://www.agrinews.co.jp/p43566.html
【東洋経済 Online】野菜高騰で「サラダ総菜」販売が急増する実情
http://toyokeizai.net/articles/-/210976
【東洋経済 Online】価格競争が止まらない「ソーセージ」の経済学
http://toyokeizai.net/articles/-/211982
【日本経済新聞】容量減で「こっそり値上げ」 見破る消費者
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28496870T20C18A3SHA000/
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(3) 人事・労務
皆さんの会社では時間単位の有給制度ありますか?
当社は実施済みですが、社員には非常に好評で利用率は高いです。ちょっと管理が面倒になりますが、帰属意識を高めてもらうためにもお薦めです。
今回、賃上げ減税というアメと、労働時間の把握義務というムチが発効されるようです。どちらも大切なのでしっかり押さえて下さい。
【弁護士ドットコム】パナ「1時間単位の有給」議論 導入企業2割、「効率化損ねる」懸念打ち破れるか
https://www.bengo4.com/c_5/n_7623/
【産経ニュース】働き方改革法案修正へ 労働時間の把握義務付け 労基署指導に中小企業実態考慮
http://www.sankei.com/politics/news/180317/plt1803170001-n1.html
【日本経済新聞】賃上げ減税、中小は歓迎 内需企業の人手不足深刻
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28466930S8A320C1EA1000/
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【日本経済新聞】ヤマト、非正規5000人を正社員に 労使合意で待遇改善
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28172690V10C18A3TI1000/
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【朝日新聞】相次ぐ不法就労事件、何が背景 「一蘭」社長ら書類送検
https://www.asahi.com/articles/ASL355HHHL35PTIL01W.html
【日本経済新聞】「縮んで稼ぐ」 小売り・外食の新常識
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO27492330Y8A220C1H11A00/
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(4) 外食業の業績
12月決算が多い外食業の業績が出そろい、色々な記事が出ました。
このメルマガでは普段は、個別企業の瞬間的な業況についてあまり取り上げないようにしていますが、今回はいくつかピックアップしました。あくまでも時代の空気を読むためのネタとお考え下さい。
【食品産業新聞社】外食12月期決算、12社中6社が増収増益 マック復活、ペッパーフードが好決算
https://www.ssnp.co.jp/news/foodservice/2018/03/2018-0307-1111-14.html
【PRESIDENT Online】なぜモスだけが”突然の不調”に陥ったのか
http://president.jp/articles/-/24526
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【MAG2NEWS】塚田農場の売上減が止まらない。既存店45ヶ月連続割れの悲しき要因
http://www.mag2.com/p/news/351877
【PRESIDENT Online】大戸屋からじわりとお客が離れている理由
http://president.jp/articles/-/24616
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(5) 流通大競争時代
色々ありますが、やっぱり瞠目するのはAmazonを筆頭にしたEC企業の動きです。
個々の家庭のドアの中をターゲットに、スマートスピーカーやスマートドアロックによる囲い込みを進めようとしています。日本企業は対抗できるでしょうか?
【毎日新聞】アマゾン立ち入り メーカー逆らえず「切られたくない」
https://mainichi.jp/articles/20180316/k00/00m/020/096000c
【流通ニュース】ローソン/スマホで予約、コンビニ受け取りの生鮮ECサイト
https://www.ryutsuu.biz/ec/k030620.html
【日本経済新聞】ヤフー、「先読み」で生き抜く食品通販の戦国時代
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO27711880V00C18A3000000/
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【wisdom】リアル店舗を攻めるAmazon、Eコマース化を推し進めるWalmart~北米リテール業界最新動向~
https://wisdom.nec.com/ja/business/2018021402/
【HARBOR BUSINESS Online】無印良品が驚きの売場を導入! そのライバルはスーパーマーケット!?
https://hbol.jp/162367
【日経ビジネス】生協が作った「介護施設+スーパー」の勝算
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/278202/022800083/
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(6) イースター
日本に根付くでしょうか?コンビニ各社は対応商品を出していますね。結果はいかに?
【日本農業新聞】イースター 新たな物日に 「卵食べる」定着目指す 青果物とセットで販売 スーパー、メーカー
https://www.agrinews.co.jp/p43609.html
(7) 食品ロス
もはや企業の姿勢が問われる時代です。そろそろ何か具体的な取り組みをスタートし、対外的なアピールが必要かもしれません。
【食の研究所】国連援助量の2倍! 食品を捨てる国ニッポン
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/52463
【日本経済新聞】セブン、主力サンドイッチ長持ちに 廃棄削減効果も
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28308130Z10C18A3TI1000/
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【日本経済新聞】ゲイツ氏待望、フードロス削減狙う米スタートアップ
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO27760370W8A300C1X11000/
(8) 今月気になったテクノロジー関連のニュース
【毎日新聞】3大手銀 RPA活用広がる 単純作業をコンピューターで
https://mainichi.jp/articles/20180315/k00/00m/020/108000c
【流通ニュース】ファミリーマート/取引先工場のロボット化で、支援を検討
https://www.ryutsuu.biz/strategy/k031450.html
【流通ニュース】有楽町マルイ/IoTとAIでトイレの混雑を回避する実証実験
https://www.ryutsuu.biz/it/k033041.html
【日本経済新聞】食糧危機救う代替食 人工肉、昆虫食に注目 起業相次ぐ
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28413540S8A320C1EAC000/
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(9) ワインを評価する時にどんな言葉を使ったら大人っぽいか?
これ、すごくいい「あんちょこ」です。一度練習してからご活用下さい。
【日経トレンディ】悩ましいワインの感想、「おっ!」と思われる最適解
http://trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/column/17/011700065/022600005/
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2.FOODWORLDトピックス
このコーナーは、FOODWORLD に関するイベントやトピックス、また各機能のご説明を毎月選定してご紹介いたします。
こんにちは。おやじたぬきです。今月は「スーパーの総菜戦略」についてご紹介いたします。
弊社はこれまでスーパーのセントラルキッチン(以下CK)にFOODWORLDを導入し、工場の生産を支援してきました。それに対して、各店舗でのインストア惣菜調理についてはごく稀にお話しを聞く程度で、IT化のご相談はほとんど出ませんでした。
しかしこのところ、インストア総菜の一部の商品とCKの製造を一体管理するご相談をいただくようになっています。
背景としては、コンビニやドラッグストアなどとの競争が激しくなり、お客様が「スーパーならでは」の差別化を模索されていると考えています。
消費者がスーパーの惣菜に求めている価値としては、
1)旬の美味しい食材を使って
2)自分では手間がかかって作りにくいものを
3)「できたて」「新鮮」なままで
4)早く安く提供してくれる
ということだと思います。従来、これらのニーズに応えていたのは各店舗の惣菜部門です。
これに対して、現在スーパーの総菜部門が直面している課題としては、
1)各店舗での圧倒的なマンパワーの不足
2)安心・安全の要求レベルの高度化
が挙げられます。
インストアでの惣菜調理に必要充分なスキルを持った人材を各店舗に配置することはほぼ不可能になりつつありますし、安心・安全への要求では各規制への対応の他、認証への対応、また自発的な情報提供も必要とされます。さらに、いったん事故が発生してしまった場合も原因究明や情報提供、対処のスピード感など、日頃の管理レベルが問われる結果となり、対応を間違えれば致命的です。安全や品質の管理を現場任せにしておくことのリスクは、かつてなく高まっていると言えます。
これらの課題への解決策としては、CKの生産を拡大することが考えられます。店舗での調理が不要となり、安全管理も容易になります。
ただし、これだけではコンビニと同じになってしまいます。
そのため、CKとインストア調理との「いいとこ取り」を考えます。
各店舗での調理作業を軽減するため、CKでキット化までしておいて、店舗で簡易な最終調理をして、できたてを提供する商品を増やします。これにより「できたて」「新鮮」といったスーパーのならではの付加価値を提供することができるようになります。
この新しい業務フローを支援するITでは、従来CKだけで完結していたデータベースを、店舗とも共有できる仕組みが必須となります。
また、一貫したトレーサビリティを実現するために、店舗ではCKのロット管理を引き継ぐ必要があります。この際、工場と同じようにハンディターミナルなどを利用して現場の負担を減らすことも有効です。
惣菜の戦略を見直そうとお考えの方は是非、私たちにご相談ください。
最後に、僭越ながら私なりに「スーパーの総菜戦略のポイント」を整理して動画の中でお伝えしております。是非TIPS動画でご確認下さい。
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3.今月のTips動画
FOODWORLDの便利な機能や使い方をトピックスのテーマに合わせて動画でご紹介します。
今月は「スーパーの総菜戦略」についてです。
http://www.foodworld.jp/tips/tips-movies
FOODWORLD製品紹介はこちらもご覧下さい。
http://www.foodworld.jp/products
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4.編集後記
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今年の冬は寒かったですね。
北関東の実家では水道が凍結して破裂し、悲惨なことになりました。50年で初めてのことです。参りました。
かと思えば、やっと暖かくなってきたらすぐに夏日になったりします。
四季の中で春と秋が極端に短くなってしまっているように感じます。
貴重な春を一瞬たりとも無駄にせず、精一杯味わいたいと思います。
当社は3月が年度末になります。今年一年、お付き合いいただいたお客様方に深く感謝申し上げ、また心機一転、新年度も頑張ります。
それでは次回もお楽しみに。
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