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■■■■月刊 FOODWORLDメールマガジン
VOL.077(2019年 10月号) 株式会社イーエスケイ
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平素よりお世話になっております。
日頃お世話になっておりますお客様や情報交流のある皆様向けに当社オリジナルのメールマガジンを発行しております。
このメールは、お世話になったお客様、及びお名刺交換させて頂いたお客様、当社パートナーの皆様にお送りしています。
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1.業界ニュース
2.FOODWORLDトピックス 今月のテーマ「デジタルツールを上手く利用した業務の自動化」
3.編集後記
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1.業界ニュース
(1) 食品表示
アレルゲン表示の品目が追加されましたのでご注意下さい。
併せて、2020年の「食品表示法」「食品表示基準」完全適用に向けて、最終点検をしましょう。
【一般社団法人日本惣菜協会】消費者庁 アレルゲン表示の推奨表示(特定原材料に準ずるもの)品目の追加について(消費者庁)
http://www.nsouzai-kyoukai.or.jp/news/20190920/
【独立行政法人農林水産消費安全技術センター】食品表示に関する講習会のご案内について
http://www.famic.go.jp/event/syokuhinhyouji/index.html
(2) 食品ロスの削減の推進に関する法律
10月1日の施行に合わせて、10月は「食品ロス削減月間」、10月30日は「食品ロス削減の日」となるようです。
今のところ影響は大企業に留まっていますが、将来的には全ての食品業者に取り組みが求められるようになると思います。
【消費者庁】「食品ロスの削減の推進に関する法律」の施行及び本年10月の食品ロス削減月間について
https://www.caa.go.jp/notice/entry/016611/
【日本経済新聞】食品ロス削減、まず工場から ニチレイ系はAI活用
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49908450X10C19A9TJ2000/
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(3) 外国人材
外国人材について、最低賃金の注意喚起と、新たな在留資格試験についてのご案内です。
【一般社団法人日本惣菜協会】都道府県別最低賃金の改定について
http://www.nsouzai-kyoukai.or.jp/news/20190924/
【一般財団法人食品産業センター】新たな外国人材受入れ制度の試験実施について(学習用テキスト)
https://www.shokusan.or.jp/news/3199/
(4) レジ袋有料化
早ければ来年4月に実施ということなので、販売現場のみならず、関連企業にも色々影響があるのではないでしょうか。
【毎日新聞】レジ袋有料化へ国が骨子案 耐久性あれば対象外 スーパー業界は周知期間を懸念
https://mainichi.jp/articles/20190926/k00/00m/040/222000c
(5) 我が国の食料消費の将来推計
農水省が分析した食品消費の将来です。
「特に、今後シェアが高まる単身世帯で、外食、生鮮食品からの転換により、加工食品のウェイトが著しく増大」と予測しています。
【農林水産省】我が国の食料消費の将来推計(2019年版)
http://www.maff.go.jp/primaff/seika/attach/pdf/190830_1.pdf
(6) 増税と軽減税率とポイント還元
3つが同時に10月1日からスタートしたので、現場は大変だったと思います。
消費者がどう動くのか、影響はこれから出ます。
【日本経済新聞】「8%のままにして」取引先への圧力、公取委が監視
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50263370W9A920C1EA1000/
【FOODS CHANNEL】大手外食企業はどう動く?一覧で見る軽減税率対応まとめ
https://www.foods-ch.com/gaishoku/1568699110161/
【流通ニュース】イオン/消費税増税で中食強化PB「冷凍ミールキット」投入
https://www.ryutsuu.biz/commodity/l091844.html
【DIAMOND Online】コンビニ「出来たて弁当」は消費増税後に人気商品として広がるか
https://diamond.jp/articles/-/215733
【DIAMOND Online】消費増税のポイント還元、混乱せずにしっかり得する3つの心得
https://diamond.jp/articles/-/215874
(7) 商品開発
今月は皆さんの商品開発の参考なるかな?と思った記事が多かったのでご紹介します。
【ITmediaビジネス】崎陽軒、初のヴィーガン向け弁当発売 シウマイや酢豚も再現
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1909/06/news080.html
【日本経済新聞】「おいしすぎは売れない」 セブンや日清食品の極意
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49906730X10C19A9TJ3000/
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【日本農業新聞】好きな野菜 トマト首位 健康志向で11年連続 タキイ種苗調査
https://www.agrinews.co.jp/p48586.html
【日本農業新聞】外食大手“月見商戦”が活況 吉野家 卵3個の「特製御膳」 マック 定番に新商品追加
https://www.agrinews.co.jp/p48682.html
【東洋経済ONLINE】じわり増える「ネオ和食」とはいったい何か 食通が通うフィッシュバーガーの店も
https://toyokeizai.net/articles/-/303408
【日経XTREND】チョコもガレージから打ち破る、シリコンバレーの起業家たち
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00196/00007/
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(8) 中国と豚
どの国にも文化的に「民衆が神経質になる食料」があると思います。価格に異変があったら必ず政治問題になるという食料で、日本で言えば米ですね。
中国では豚が重要なのだと始めて知りました。他の国は何だろう?と考えると興味深いです。
【日本経済新聞】中国、豚肉高騰で物価上昇 8月2.8%
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49627520Q9A910C1FF8000/
【WEDGE Infinity】たかが豚されど豚、中国の「豚肉危機」はなぜ怖いか?
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/17312
(9) コンビニとの死闘 Amazonとの死闘
画期的という言葉があります。文字通りその前後で「時代が変わった」と言えるほどの変化をもたらしたということですね。
時代が変わる時、勝者もいれば敗者もいます。どう生き残るのか?全く他人事ではないです。
【PRESIDENT Online】 創業180年の老舗が見くびったコンビニの進化
https://president.jp/articles/-/29687
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【稼ぐ戦略(ITmediaビジネスオンライン)】 「やよい軒」「ほっともっと」運営会社のプレナス 大戸屋・コンビニとの“死闘”の行方
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1909/10/news037.html
【日本経済新聞】米小売店、3年で1万店減 アマゾン・エフェクト猛威
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50103920S9A920C1MM8000/
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(10) 食べたい!(空腹時の閲覧注意)
空腹時の閲覧によって生じた涎・悶絶等につきましては当メルマガは責任を負いかねます。
【メシ通】 【グルメバーガー界の天下一武道会?】全国から最強のバーガー職人が集う「バーガーサミット」に潜入してきた
https://www.hotpepper.jp/mesitsu/entry/masayoshi-hayashi/19-00234
【メシ通】 アジア旅行好きには「ラオス」が穴場。楽園のラオスめしが最高な理由
https://www.hotpepper.jp/mesitsu/entry/noriyoshi-hanzawa/19-00257
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2.FOODWORLDトピックス
このコーナーは、FOODWORLD に関するイベントやトピックス、また各機能のご説明を毎月選定してご紹介いたします。
こんにちは。10月号担当の「おやじタヌキ」です。
今月は「デジタルツールを上手く利用した業務の自動化」について考えてみたいと思います。
最近、RPA(Robotic Process Automation)が話題になっており、皆さんの会社でも「ウチはどうなの?」というような会話が聞こえるのではないでしょうか?
RPAの高額なツールを導入するかどうかは別にして、日々進化しているデジタルツールを上手く利用すれば、効果的に「業務の自動化による置換え」ができると思います。
人材難と働き方改革のダブルルパンチにさらされて、終わりなき業務改革に迫られている食品業の皆さんの参考になれば幸いです。
昨今、食品業でも既にデジタルツールを装備し使い方を工夫して、いったんは効率的な業務フローを完成させているお客様が多くみられます。
しかし部分最適でシステム化しているお客様がほとんどであり、特に業務ごとの「切れ目」には非効率な業務が残っており、こういう「付加価値は生まないけど、誰かがやらなきゃならない業務」は皆さんの組織にもきっとあると思います。
まずはこのような業務を洗い出して、自動化を検討してみましょう。せっかくデジタルツールを利用しているのであれば、取り組まないのはもったいないです。
最初に自動化できる対象業務の選別です。次のような項目に当てはまる業務であれば自動化できる可能性が高いです。
① 判断が必要ない
そんなことを言うと「判断がいらない業務なんてある訳ないでしょう!」と怒られてしまう訳ですが、実は多くの条件(決まり事)があるために人が介入している(判断している)ように見える業務というのがあります。
条件が多いだけで実は人が判断していない業務であれば自動化できる可能性があります。
② 深夜・早朝など
食品業では24h稼動している工場も多いので、深夜・早朝など、人手が不足したり、集中力が散漫になったりする時間帯に発生する業務があります(チェックが疎かになりミスが起きやすくもなります)。
深夜・早朝の特殊な時間帯に発生する業務は、人にやらせると非常に高くつく場合があり自動化する効果が高いです。
③ システム間の連携は粘り強く
顧客や親会社からの受注・納品処理や別システム同士のデータ連携などのシステム間連携は効果が高いのです。
しかしマスターやコードの変換が必要になるので煩雑になりがちで、技術者との会話だけで意味不明と投げ出してしまう方も多いのでは?
粘り強く工夫を重ねればきっと最適解を見つけることができ、その過程で想定外の業務改善ポイントが見つかるなど、副次的な効果も期待できます。
次に具体的な実現方法ですが、これについては別途動画の中でご説明します。
最後に、自動化を検討する際の留意点です。
① 受益者以外からの協力
ここまでご説明してきたような業務の自動化は、実現した場合の受益者と、それを実現させるために努力してもらわなければならない人が異なる場合がほとんどです。
自分の利益にならない人たちの協力体制が不可欠であり、上位層の後押しと推進者の熱意が重要ですので、組織として上手に対応して下さい。
② 継続性
一度は完遂した業務の自動化でも、業務フローの変更や他システムの変更に伴って常に更新し続ける必要があり、その際、履歴管理とルールの順守を徹底できないと何度かの更新後にはすっかり実態が分からなくなってしまいます。
Excelのマクロ等を自分たちで工夫してきたお客様では必ずお聞きする現象です。
自動化に取り組む最初の段階から、履歴管理の方法やルールを策定する作業を見積っておくようにしましょう。
③ リカバリーが可能
自動化の対象業務では後からのリカバリーが可能であることが必須です。
社会的な信頼を失いかねないような重要な業務は、いくら効果があっても完全に自動化するのは危険ですし、それ以外でも自動化で問題が発生した場合の措置は考えておく必要があります。
何ごとも日ごろの信頼関係が大切です。
皆さんの現場でもぜひ、デジタルツールを上手く利用した業務の自動化に取り組んでみて下さい。
弊社にも是非ご相談下さい。
自動化の手段について、動画でご説明しています。こちらも是非ご覧下さい。
http://www.foodworld.jp/tips/tips-movies
FOODWORLD製品紹介はこちらもご覧下さい。
http://www.foodworld.jp/products
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3.今月のTips動画
FOODWORLDの便利な機能や使い方をトピックスのテーマに合わせて動画でご紹介します。
今月は「デジタルツールを上手く利用した業務の自動化」です。
下記URLでご覧ください。
http://www.foodworld.jp/tips/tips-movies
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4.編集後記
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
2019年9月9日の未明、私は自宅で台風15号の暴風の音を聞いていました。
経験したことのないような激しい風が繰り返し襲ってきて、家ごと揺れておりました。
AM3時ごろ、異変を感じて「何だろう」と思ったら停電でした。
翌朝、会社が停電していて自宅で待機しておりましたが、家の周囲を少し歩いてみると樹木や看板や家屋の残骸などが道にあふれていました。
それから3日間、弊社は停電により業務が停止してしまいました。
保守の対応等でお客様にもご不便をおかけしてしまったと思います。心よりお詫び申し上げます。
1週間以上も自宅の電気や水が止まったまま苦しんでいた社員もいました。
社員やその家族にけが人等が無くて助かりましたが、突然襲ってくる災害の恐ろしさと、会社として何もできなかったこと。
自分たちの認識の甘さを思い知らされた被災体験でした。
それでは次回もお楽しみに。
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