———————————————————————
■■■■月刊 FOODWORLDメールマガジン
VOL.078(2019年 11月号) 株式会社イーエスケイ
———————————————————————
平素よりお世話になっております。
日頃お世話になっておりますお客様や情報交流のある皆様向けに当社オリジナルのメールマガジンを発行しております。
このメールは、お世話になったお客様、及びお名刺交換させて頂いたお客様、当社パートナーの皆様にお送りしています。
_/_/目 次_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
1.業界ニュース
2.FOODWORLDトピックス 今月のテーマ「アレルギー品目(含有物)の管理」
3.編集後記
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
1.業界ニュース
(1) 台風被災
残念ながら今年もまた、台風や大雨による大規模な災害が発生してしまいました。
被災された皆さまには心よりお見舞い申し上げます。
公的支援についてご案内します。
【経済産業省】令和元年台風第19号に伴う災害に関して被災中小企業・小規模事業者対策を行います
https://www.meti.go.jp/press/2019/10/20191015010/20191015010.html
【農林水産省】災害に関する情報
http://www.maff.go.jp/j/saigai/index.html
【独立行政法人農畜産業振興機構】令和元年8月から9月の前線に伴う大雨(台風第10号、第13号、第15号及び第17号を含む。)、台風第19号による被災農業者等への畜産支援対策について
https://www.alic.go.jp/c-kanri/shinko01_000883.html
(2) 災害時の企業
今回の台風で弊社も罹災しました。実際に深刻な事態に遭遇して、備えが不十分だったと深く反省し対策を考えております。
皆さまの会社は大丈夫ですか?
【MAG2NEWS】責任問われる可能性大。中小企業の経営者が災害に備えすべきこと
https://www.mag2.com/p/news/419335
【JIJI.COM】小売り各社、広がる災害時の計画休業=サービスより安全優先
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019101700741
【ニュースイッチ】台風で機械浸水…火災保険で支払われるの?
https://newswitch.jp/p/19899
(3) レジ袋有料化
4月から7月になりました。
【毎日新聞】レジ袋有料化「20年7月から」 政府、4月方針を延期
https://mainichi.jp/articles/20191024/k00/00m/040/392000c
(4) 労務管理
とても熱心に対応してもらえる労務士先生のような記事でお薦めです。
【J-Net21】中小企業と働き方改革関連法(第2回)-労働時間の上限規制等
https://j-net21.smrj.go.jp/law/2019100701.html
【J-Net21】中小企業と働き方改革関連法(第3回)-同一労働同一賃金-パート・有期法
https://j-net21.smrj.go.jp/law/2019102101.html
(5) UberEats
最近、東京の人と話しているとUber Eatsを使っている人が結構いて驚きました。家を出たくない時には便利なようですが、「これは人間をダメにする」とも言ってました。
地球上の動物のほとんどは「食べること」に最大の努力をしているのですから、努力ゼロでものを食べることに根源的な嫌悪感を抱くのも分かる気がします。
UberEatsの場合には「買って食べる人」と、「作ったものを運ぶ人」を一気に開放したことになります。
「買って食べる人」が安易過ぎて恐れを感じるように、「作ったものを運ぶ人」もまた安易過ぎて世界中で問題が発生しています。
今後、ネットがもたらす色々な「開放」が生むであろう軋轢を予想させます。
【DIAMOND ONLINE】UberEatsが4年で流通総額8700億円、課題山積でも急成長の内実
https://diamond.jp/articles/-/217555
【東洋経済ONLINE】「ウーバーイーツの配達員」下請け横行の実態
https://toyokeizai.net/articles/-/306415
【日本経済新聞】ウーバー運転手は従業員 カリフォルニア州法来年施行
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49963540Z10C19A9EAF000/
(6) 時短争奪戦
時短ニーズをめぐる争奪戦です。
冷凍食品の調査は項目が多彩で、消費動向を考える上でも参考になると思います。「冷凍食品を使った時短レシピをたくさん知っていそうなタレント」なんて質問もあります。
【流通ニュース】食品宅配市場/2018年度2兆1399億円「ミールキット」好調
https://www.ryutsuu.biz/strategy/l100913.html
【PRESIDENT Online】「1人前600円の自炊」に頼る母親は甘えているか
https://president.jp/articles/-/30270
(全記事の閲覧には会員登録が必要です)
【@DIME】昔よりおいしくなったと思う冷凍食品ランキング、3位チャーハン、2位からあげ、1位は?
https://dime.jp/genre/796267/
(7) 変化を求められるコンビニ
変化を模索するコンビニの姿です。
【稼ぐ戦略(ITmediaビジネスオンライン)】セブン「1000店閉店、移転」はドミナント戦略の限界か
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1910/16/news032.html
【毎日新聞】ローソンが来年の元日休業実験 全国100店舗規模で
https://mainichi.jp/articles/20191009/k00/00m/020/271000c
【DIAMOND ONLINE】セブン&アイ「食品販売の新業態」がコンビニから小売りの主役の座を奪う!?
https://diamond.jp/articles/-/218160
(8) 専門教育
こういう、専門の教育を受けた社員が増えてくると食品業界も変わりそうですね。「食の安全性に対して課題を見つけ、解決できる人材の育成を目指す」とのことです。
【日本経済新聞】近大食品安全工学科 食の安全導く人材を育成
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50375700Q9A930C1TCN000/
(全記事の閲覧には会員登録が必要です)
(9) 和食リセット
和食の今について、担い手、価値、食育、恵み、をテーマに色々な世情や活動を紹介しています。
読むと、毎日の何気ない食事をもっと大切に考えてすごそうと、考えさせられます。
【日本経済新聞】和食の危機、救うのは外国人 増える板前修行
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51065350X11C19A0EE8000/
(全記事の閲覧には会員登録が必要です)
【日本経済新聞】おにぎりの「適正価格」 ミシュラン店の問題提起
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51110390X11C19A0000000/
(全記事の閲覧には会員登録が必要です)
【日本経済新聞】給食から消えた和食 子どもの舌を取り戻せ
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51113920Y9A011C1EE8000/
(全記事の閲覧には会員登録が必要です)
【日本経済新聞】危機は2度あった サケの町がつなぐ「食」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51259710R21C19A0000000/
(全記事の閲覧には会員登録が必要です)
(10) サスティナビリティ
人類の持続性への貢献について、
あんまり意識高い人だと疲れてしまいますが、ほどほどに押さえておく必要はあると思います。
【日本経済新聞】 広がる「脱ミート革命」 ファッション・医薬業界にも
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51288450T21C19A0000000/
(11) あの頃好きだったアイス
思い出に残るアイスありますか?
私はあまり食べないので分かりませんが、「懐かしい~」と思う方も多いと思います。
【メシ通】 あの頃食べたアイス、覚えてますか??アイスを見れば時代がわかる?
https://www.hotpepper.jp/mesitsu/entry/atsushi-hakuo/2019-00014
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
2.FOODWORLDトピックス
このコーナーは、FOODWORLD に関するイベントやトピックス、また各機能のご説明を毎月選定してご紹介いたします。
こんにちは。11月号担当の「タヌキ次郎」です。
今月は「アレルギー品目(含有物)の管理」について考えてみたいと思います。
「アレルゲンにアーモンドが追加だってよ。」ある日、お客様との雑談の中で私は知りました。
2019年9月、食物アレルギーを引き起こすとして加工食品に表示を推奨する品目に、新たにアーモンドを追加すると消費者庁より発表されました。
食品表示法では、エビや小麦・落花生など7品目を特定原材料として表示を義務付けており、イカや大豆・豚肉など20品目を特定原材料に準ずるものとして表示を推奨しております。
今回は「推奨する品目」としてアーモンドが加わった形です。
品目の追加や、推奨品目から義務品目への移行については、2001年の食品衛生法に基づく厚生労働省令改正以降、4回目の追加・変更(品目の追加は2013年以来)となり、これは症例や症状によって都度決められるようですが、今後も変更の可能性は大いにあります。
ところで、アレルゲンや添加物など食品に含まれる物質、皆さんはどのように管理していますか?
多くの工場では、仕入先が作成する「原材料規格書」を紙やExcelファイル・データ送信などで取得しているものと思われますが、そこに含まれるアレルゲン等の情報をどのように活用し管理しているでしょうか?
ラベル表記作成や問い合わせに際し、商品を構成する材料の情報を、紙やファイルを都度参照しているのでは多くの手間がかかります。
そのような手間や負担を軽減することを目的として「システム化」という道がありますが、食品加工工場の管理業務では大きく2種類に分類されます。
・ラベル表記や商品の内容管理に重きを置いた「品質管理システム」
・製造や仕入など日々の生産活動を管理することに重きを置いた「生産管理システム」
では今回の「アレルゲンにアーモンド追加」について、この場合に工場として検討・実施すべき事は何でしょうか。
両システムの視点で考えてみましょう。
まず検討事項としてすぐに思いつくのは、食品ラベルの表記変更を中心とした消費者/顧客向けへの対応についてではないでしょうか?
これは一般的に品質管理システムでの対応と捉えられ、
・食品ラベルの表記内容変更
・消費者からの問い合わせ対応
・商品規格書の変更
などが挙げられると思います。
ただ、実際の工場ではそれ以外に生産管理の視点で検討すべきことがあります。例えば、
●現在の材料にその物質は含まれているのかを仕入先に問い合わせ、その結果どのくらいの商品に影響があるのかを調査
⇒仕入材料の変更の検討、商品構成内容の検討
●アレルゲン物質を含む材料の取り扱いの影響調査(製造工程の他商品への影響)
⇒工程管理の見直し/コンタミネーション管理の必要性
など。
これらを検討した結果も含めて、ラベルの変更など消費者/顧客向けの対応ができます。
このようにアレルゲン物質一つで、レシピの組み換え・工程管理や製造作業の見直し等、生産管理にも関る部分が大きいことが分かります。
最後に、
ではFOODWORLDはどのような位置づけのシステムなのでしょうか?
どちらかと言われれば「生産管理システム」の位置付けですが、実はアレルゲンや添加物等の『含有物管理』機能も有しています。
法令に従ったラベル表記を自動作成する機能はありませんが、別途品質管理システムを導入せずとも管理が可能な仕組みになっております。
⇒FOODWORLDの含有物管理については動画で詳しくご説明します。
http://www.foodworld.jp/tips/tips-movies
食品に含まれる物質・成分の管理内容や法令等は常に変化する可能性があり、迅速かつ柔軟に対応する必要があります。
FOODWORLDはこのような工場の総合的な運用についてサポートしています。
いつでもお気軽に当社へご相談ください。
FOODWORLD製品紹介はこちらもご覧下さい。
http://www.foodworld.jp/products
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
3.今月のTips動画
FOODWORLDの便利な機能や使い方をトピックスのテーマに合わせて動画でご紹介します。
今月は「アレルギー品目(含有物)の管理」です。
下記URLでご覧ください。
http://www.foodworld.jp/tips/tips-movies
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
4.編集後記
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
11月に入り、特に朝の寒さが身に染みる季節となってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。
ラグビーのワールドカップが始まったのは1か月半くらい前でしょうか。
初めのグループステージの時などはまだ暑いうえに湿度が高く、選手は汗だくになりながらプレーしている様子を、手に汗握ってテレビで見ていました。
季節の移ろいは早いものですが、最近秋をあまり感じられないのは私だけでしょうか?
それにしても、ワールドカップ面白かったですね。感動しました。
ラグビーに関しては、私はいわゆる「にわかファン」の部類ですが、次の試合はいつか?とワクワクしていました。
残念ながら決勝トーナメントの初戦で敗れてしまいましたが、今回のワールドカップ、ちょっとした変化を我が家にもたらしました。
うちには小学生の娘がいますが、今回は一緒になって観戦していました。
いつもなら絶対にスポーツ中継などは見せてくれないのですが...。
ルールも分からないながらも、「にわか」の私同様に何か熱いものを感じたのでしょうか。
スポーツ好きの私としては、非常にうれしい出来事でした。
でも、野球のプレミア12は見せてくれませんが...残念。
それでは次回もお楽しみに。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 株式会社イーエスケイ