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■■■■月刊 FOODWORLDメールマガジン
VOL.079(2019年 12月号) 株式会社イーエスケイ
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平素よりお世話になっております。
日頃お世話になっておりますお客様や情報交流のある皆様向けに当社オリジナルのメールマガジンを発行しております。
このメールは、お世話になったお客様、及びお名刺交換させて頂いたお客様、当社パートナーの皆様にお送りしています。
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1.業界ニュース
2.FOODWORLDトピックス 今月のテーマ「食品ロス管理」
3.編集後記
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1.業界ニュース
(1) 年末一斉取り締まり
のっけから関係ないですが、「ながら運転」の罰則や取り締まりが12月から強化されています。年末の交通安全運動もありますので、ドライバーの皆さまはくれぐれもお気を付け下さい。
さて、食品表示も恒例の年末一斉取り締まりがあります。こちらも気を引き締めて乗り切って下さい。
【消費者庁】食品表示の適正化に向けた取組について
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/information/pdf/food_labeling_information_191125_0003.pdf
(2) 東京オリンピック
「来年のことを言うと鬼が笑う」と言いますが、早めの準備に越したことはありません。特に流通の皆さんは年末年始の決算が多く、来期の事業計画を練られている頃でもあります。
オリンピック期間中の混乱をどう乗り切るのか?色々な想定が必要になると思います。
【一般社団法人全国スーパーマーケット協会】【東京都・東京2020組織委・政府】東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会期間中の物流に係るご協力のお願い
http://www.super.or.jp/?p=10670
(3) 多様化への対策
オリンピックネタをもう一つ。今年のラグビーワールドカップに比べても桁違いの数の外国人が来日することになります。
好き嫌いではなく、社会的、宗教的、慣習的などの理由で食べられるものに制限のある人々をどう「おもてなし」するのか?あと半年で国を挙げての対策になります。
企業も必ず巻き込まれるので、どうせなら前向きに貴重な経験と捉えて対応を考えてみませんか。
【日本経済新聞】完全菜食ビーガンの可能性 34億人市場の入り口に
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51945080Y9A101C1I00000/
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(4) 労働力確保
来年もやっぱり、この問題への対応が続くと思われます。
【日本経済新聞】東京の最低賃金1000円突破 ぶつかる年収の「壁」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51957830Y9A101C1L83000/
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【朝日新聞】働く高齢者の事故防げ 厚労省、初のガイドライン策定へ
https://www.asahi.com/articles/ASMCW433BMCWULFA007.html
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【日本経済新聞】すかいらーくやロイヤルHD、年末年始の休業拡大
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52552090U9A121C1TJC000/
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(5) 特定技能
特定技能による新たな外国人材受け入れについて、少しづつ制度やサービスが整いつつあるようです。
【一般財団法人食品産業センター】新たな外国人材受入れ制度の試験実施について(学習用テキスト)
https://www.shokusan.or.jp/news/3199/
【一般社団法人日本フードサービス協会】新たな外国人材受け入れ制度の試験実施について
https://www.jfnet.or.jp/contents/gaikokujinzai/
【一般社団法人日本惣菜協会】飲食料品製造業 特定技能1号技能測定試験申し込みについて
http://www.nsouzai-kyoukai.or.jp/news/20191202-1/
【Dream News】日本フードアナリスト協会が特定技能1号技能測定試験の「外食業」受験対策スクールを12月28日から開講!
https://www.dreamnews.jp/press/0000205227/
(6) 無断キャンセル
逮捕者が出たことで大きな話題となり、これをきっかけに多くの記事が出たので選抜してみました。
古くて新しい問題ではありますが、ネット予約など便利さが被害を助長してしまう面もあります。
情緒的な記事が多い中でYahooの記事は冷静に「どうなるのか」を説明しています。基本的に罰則は難しいでしょう。現実的な対策は、とことんアナログな部分にあると思います。
【産経新聞】店員たちが泣いている…弁当「いたずら予約」の罪深さ
https://www.sankei.com/premium/news/191125/prm1911250002-n1.html
【稼ぐ戦略(ITmediaビジネスオンライン)】逮捕者も出た「飲食店無断キャンセル」 起こってしまう背景と対策を探る
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1911/25/news068.html
【Yahooニュース】居酒屋で17万円もの予約を無断キャンセルした男が衝撃の逮捕 今後に与える4つの影響
https://news.yahoo.co.jp/byline/toryu/20191117-00151240/
【日刊サイゾー】完食後にクレーム!? 中国フードデリバリー業界を悩ます「新型無銭飲食」とは?
https://www.cyzo.com/2019/11/post_222509_entry.html
(7) 季節変動
クリスマス、お正月、そして節分と、これから食品業界は繁忙期になりますね。
アイスクリームが冬でも売れるようになったように、季節変動を何とか克服しようとした記事です。プロモーションの参考にして下さい。
【PRESIDENT Online】12月に頼らない「ケンタッキー」劇的回復のワケ
https://president.jp/articles/-/30919
【東洋経済ONLINE】ゼスプリのキウイ「バカ売れ」支える意外な戦略
https://toyokeizai.net/articles/-/315708
(8) コンビニそれぞれ
ファミリーマートが時短営業の判断を完全に加盟店に任せたことが大きく取り上げられました。
中央集権と権限委譲、統一性と地域特性など、相反する要素のどこでバランスするか?戦略の違いを際立たせたのが1つ目の記事です。
2つ目の記事は王者セブンの物流改革、3つ目は大手の間隙を縫って商圏を伸ばそうとする第三勢力です。
【東洋経済ONLINE】セブンとファミマ「曲がり角対策」の決定的な差
https://toyokeizai.net/articles/-/314867
【東洋経済ONLINE】セブン、「沖縄モデル」で物流改革を急ぐ背景
https://toyokeizai.net/articles/-/313422
【DIAMOND online】中堅・中小コンビニが復活しつつある理由、大手にできない生き残り術とは
https://diamond.jp/articles/-/221579
(9) 東アジア○○共同体
NHKの大河ドラマ「いだてん」観てますか?
1964年の東京オリンピック開催までのドラマなのですが、主人公田畑政治のセリフに「アジア各地でひどいこと、むごいことしてきた俺たち日本人は、面白いことやんなきゃいけないんだよ!」というのがあり印象的でした。
この記事にある「東アジア○○共同体」が、個人的には素晴らしい構想だと感動しました。
日本を訪れる外国人にも日本の食は大人気です。沖縄でやることにも大きな意味があると思います。
東アジア発酵食共同体なんてのもどうでしょうか?
【MAG2NEWS】アジア麺ロード in 那覇で感じた「東アジア○○共同体」の可能性
https://www.mag2.com/p/news/425082
(10) クルックフィールズ
木更津に新しい食のテーマパークがオープンしました。是非足を運んでみて下さい。
【Yahooニュース】木更津に自然体験施設「クルックフィールズ」2日開業 農業、食、アートが軸 台風被害で1カ月遅れ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191101-00010009-chibatopi-l12
【東洋経済ONLINE】「水牛チーズ」を作る日本人のとてつもない人生
https://toyokeizai.net/articles/-/315381
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2.FOODWORLDトピックス
このコーナーは、FOODWORLD に関するイベントやトピックス、また各機能のご説明を毎月選定してご紹介いたします。
こんにちは。「たぬき三郎」です。
今月は「食品ロス管理」についてお話ししたいと思います。
皆さんは「食品ロス」きちんと算出していますか。
「食品ロスの削減の推進に関する法律」(食品ロス削減推進法)が2019年10月1日から施行されました。
これに付随し、10月は「食品ロス削減月間」、10月30日は「食品ロス削減の日」となります。
農林水産省及び環境省「平成28年度推計(https://www.env.go.jp/press/106665.html)」によると年間2,759万トンの食品廃棄物等が出されています。
このうち、まだ食べられるのに廃棄される食品、いわゆる「食品ロス」は643万トン。
発生要因は以下の通り。
・事業系:352万トン(規格外品、返品、売れ残り、食べ残しなど)
・家庭系:291万トン(食べ残し、手つかずの食品(直接廃棄)、皮の剥きすぎなど(過剰除去))
このうち、食品製造業は137万トンあるそうです。
(参考までに他業態は以下の通り)
・外食産業 133万トン
・食品小売業 66万トン
・食品卸業 16万トン
作業工程(食品製造業)で考えてもロスの発生場所はそれぞれです。
・仕入時のロス
・保管時のロス
・加工調理時のロス
・返品によるロス
等
我々がお客様によく聞くのは、
・加工、調理ミス、不良品によるロス
・過剰在庫によるロス
をどうにかしたいということ。
では、このようなロスをFOODWORLDで把握ができるのでしょうか。
以下のような機能でロスを把握することができます。
・作りすぎの抑止 (歩留調整)
・不良品の投入の防止(消費期限管理)
・過剰在庫の抑止 (発注シュミレーション、不良品・不動品管理)
等
しかしこれらのデータだけでは、「原因の特定」には至りません。
定期的にデータを収集し、分析する必要があるのです。
ここから先は動画にて補足します。是非ご覧下さい。
http://www.foodworld.jp/tips/tips-movies
このような分析を行う為には、各部署の協力が必要であり、各種実績データをきちんと管理(残す)していかなくてはなりません。
ですが、現状業務にプラスして、手間が掛かる作業はあまりやりたくないですよね。
そこでご提案したいのは、FOODWORLDと現場機器(計量器、タブレット、ハンディ 等)をつなぎ、自動連携すること。
業務に負荷なく、指示、実績といったデータを展開することができます。
これにより、データの精度が上がり、今まで見えてこなかった数字もはじき出せるかもしれません。
このようなツールを使い、身近なところから食品ロスを把握し、減らしてみてはいかかでしょうか。
FOODWORLD製品紹介はこちらもご覧下さい。
http://www.foodworld.jp/products
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3.今月のTips動画
FOODWORLDの便利な機能や使い方をトピックスのテーマに合わせて動画でご紹介します。
今月は「ロス分析」です。
下記URLでご覧ください。
http://www.foodworld.jp/tips/tips-movies
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4.編集後記
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
食品ロスについて簡単に説明させて頂きましたが、いかかでしたか。
業務改善のきっかけになればと考えています。
さて、今年もあと1ヵ月。振り替えってみれば今年も激動の1年でした。
・令和始動 (即位礼正殿の儀は神秘的なものを感じました)
・軽減税率導入 (導入にあたり、苦戦しました)
・台風15、19号上陸(我がたぬき村も甚大な被害でした)
等
そんな中、今年を表す一文字を考えてみました。
令和の「令」、新年号の「新」、増税の「税」、台風被害の「風」…
いろいろな意味で平和を願い「和」としたいと思います。
このように、みなさんも1年を振り返って見てはいかかでしょうか。
いろいろな〇〇ロス。ありませんでしたか。
年内に整理、目標立て(〇〇改善)をし、来年、結果にコミットしましょう。
それでは次回もお楽しみに。
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