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■■■■月刊 FOODWORLDメールマガジン
VOL.086(2020年 10月号) 株式会社イーエスケイ
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平素よりお世話になっております。
日頃お世話になっておりますお客様や情報交流のある皆様向けに当社オリジナルのメールマガジンを発行しております。
このメールは、お世話になったお客様、及びお名刺交換させて頂いたお客様、当社パートナーの皆様にお送りしています。
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1.業界ニュース
2.FOODWORLDトピックス 今月のテーマ「発注シミュレーション機能」
3.今月のTips動画
4.編集後記
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1.業界ニュース
(1) 取り込み詐欺に注意
こういう非常事態だからこそ、普段あり得ないような「おいしい話」があっても、「今ならそう言うこともあり得るかも」なんて思ってしまうものなのかもしれません。
食材も「投げ売りしている」みたいな情報が色々あると思いますので、充分お気を付け下さい。
【DIAMOND online】【スクープ】大阪を中心に暗躍する「取り込み詐欺会社」の呆れた実態
https://diamond.jp/articles/-/249093
(2) ベトナム人材
コロナ禍は立場の弱い人たちほど負の影響を受けてしまいがちです。
在留外国人は厳しいと思いますが、中でもベトナム人は大変でしょう。犯罪発生率も高くなっています。
これは決して、国民性云々と言う話ではありません。彼ら彼女らが圧倒的な負債を抱えて追い込まれた状態で来日しているためです。
それを自己責任と片付けることができるでしょうか?
最低限、仕事の中でできることをして、犯罪に走ってしまう若者たちを1人でも減らす努力は必要と思います。
【日本惣菜協会】ベトナム人技能実習生の受入れに係る留意事項のお知らせ
http://www.nsouzai-kyoukai.or.jp/news/20200826/
【日本経済新聞】外国人実習生、茨城で転職支援広がる
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63750340R10C20A9000000/
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(3) 全国ジビエフェア2020
「僕は猟師になった」ってご存知でしょうか?
もともとはNHKのスポットのドキュメンタリー番組なのですが、反響が大きく映画にもなりました。迫力があり、一聴をお薦めします。
【日本フードサービス協会】『全国ジビエフェア2020』開催
http://www.jfnet.or.jp/contents/gibier/
【ラジトピ】「いただきます」の重みを知る 映画『僕は猟師になった』
https://jocr.jp/raditopi/2020/09/22/143042/
(4) HACCP制度化
もともとはオリンピックの需要増を見込んだ前向きな規制強化だったと思いますが、コロナでそれどころではなくなってしまいました。
それでも、後戻りはできません。信頼というビジネスの根幹をなす価値観ですので、食品業界一丸となって取り組みましょう。
FOODWORLDのHACCPページも一部更新がありました。ご確認下さい。
【日本食糧新聞】HACCP導入停滞か 売上規模で温度差
https://news.nissyoku.co.jp/news/ito20200903075225401
【食品安全マネジメント協会】「JFS規格取得モデル事業者」公募の追加募集をご案内いたします。
https://www.jfsm.or.jp/information/2020/200916_000464.php
【JIJI.COM】KDDIとクラウズ、飲食店の感染予防対策への支援として「CLOUD HACCP」の無償提供を開始
https://www.jiji.com/jc/article?k=000000015.000026515&g=prt
【食品需給研究センター】食品トレーサビリティ講習会(京都会場) オンライン開催のご案内
http://sft.fmric.or.jp/
(5) 従業員がコロナ感染
社会としても耐性ができてきて、随分冷静な対応ができるようになってきたと思います。
大切なことは「感染してしまった従業員を絶対に責めない」ことだそうです。
【MAG2NEWS】ニトリやイオンも。「従業員がコロナに感染」そのとき現場はどう動いたか?
https://www.mag2.com/p/news/465921
【東洋経済ONLINE】コロナ感染、28歳の彼が味わった隔離7日全記録
https://toyokeizai.net/articles/-/378024
(6) withコロナのビジネス
本当に大変な方々にとってはこういう成功事例みたいな記事って腹立たしいだけかもしれませんが、やっぱり、苦しくても商売を続けて夜明けを待つしかありません。
何か一つでもヒントになればと思います。
【PRESIDENT Online】なぜケンタッキーは、コロナ飲食危機でも絶好調なのか
https://president.jp/articles/-/37901
(全記事の閲覧には会員登録が必要です)
【FOODS CHANNEL】デジタル化がカギ!コロナ禍でもお客様に安心して来店して頂ける店舗運営の在り方
https://www.foods-ch.com/gaishoku/1599122704568/
【ITmediaビジネス】丸亀製麺の売上高が対前年比90%まで回復 カギは「衛生マーケティング」と持ち帰り専用容器
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2009/29/news005.html
【日経ビジネス】ネットスーパー戦国時代、アマゾンがテックで狙う買い忘れ防止
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00096/090800026/
(全記事の閲覧には会員登録が必要です)
【日経XTECH】冷凍パンの専門店が販売好調 パンフォーユーの新ビジネスモデル
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/watch/00013/01153/
【@DIME】旬の産直食材がズラり。コロナ禍でSOS発信の生産者に支援の輪広がる!
https://dime.jp/genre/974822/
(7) ドラッグストア業界
少し前から食品小売りの主要プレーヤーとして注目され始めたドラッグストアですが、その流れが加速すると予測する記事です。
スーパーやコンビニが客を奪われる結果となるでしょうか?
【DIAMOND online】「マスクバブル」崩壊後のドラッグストア業界、食品安売りが一気に進む理由
https://diamond.jp/articles/-/249774
(8) 列伝
どんなにつらい目に遭っても、もう一度立ち上がれるスゴい人っているんですね。感動しました。
【現代ビジネス】再上場した「雪国まいたけ」創業者が、カナダで大復活を遂げていた!
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/75697
(9) 共感と驚異
非常に示唆に富んだ記事だと思いますので、ご紹介します。
人を惹き付けるためには「共感(シンパシー)」と「驚異(ワンダー)」が必要で、そのためにシステムと人間が協調する。
食品では少し飛躍があるように感じられるかもしれませんが、マーケティングの管理単位が集団や属性から個に向かう流れは止まらないと思います。
【日経XTREND】赤穂浪士好きはロッキーも好き? 人間とAIのタッグで顧客を誘因
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00105/00068/
(全記事の閲覧には会員登録が必要です)
(10) 共感と驚異が必要なのだけどやり方間違えちゃった
前項はその通りなんだけれど、これはやり方間違えちゃった!という記事です。惜しい!
【CNN】客の体重測って注文すべき料理提案、飲食店が批判受け謝罪 中国
https://www.cnn.co.jp/business/35158278.html
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2.FOODWORLDトピックス
このコーナーは、FOODWORLD に関するイベントやトピックス、
また各機能のご説明を毎月選定してご紹介いたします。
こんにちは。
10月号担当の「たぬき六郎」です。
今月は「発注シミュレーション機能」についてご紹介いたします。
FOODWODRLDでは発注の自動化を視野に入れ、発注勧告機能を基本機能としています。
しかし、いくつかのお客様では発注勧告機能とは別に、今後の受注情報などから未来の在庫変動をシミュレーションして自身で発注判断を行う「発注シミュレーション」機能をカスタマイズを行い導入しています。
発注シミュレーションの基本的な考え方や機能についてご紹介致します。
まず発注シミュレーション機能を要望される理由として、例えば以下のような発注での困りごとがあるようです。
■必要量が正確に把握できていない
「特売が〇日後あるからいつもより多めに材料確保」といったざっくりとした認識ですと、欠品しないことを優先するため過剰発注になりがちです。
■未来の在庫状況の予測が難しい
倉庫の在庫を眺めながら、今日これくらい使って…数日前発注した分が明日入ってきて…といった計算が各発注担当の頭の中で行われ、実際の発注が行われます。
人によって予測の精度にばらつきが出たり、場合によっては「あそこの発注は〇〇さんしかできない」となってしまう場合もあります。
■実際に材料の不足・過剰が出たときに「なぜそうなったのか」がわからない
発注の判断が各々の発注担当者の頭の中で日々行われるため、後から「なぜそのような発注判断となったか」と考えても当時の状況を覚えておらず、
振り返って次に活かすということがしにくいです。
上記のような問題を解決するため、発注シミュレーションでは以下のような機能を提供します。
■未来の在庫推移の確認しながら発注データを生成
現在の在庫量を基準に、未来の使用量・入荷量を考慮した在庫推移が数週間先まで確認できます。
在庫推移を見ながら日ごとの入荷希望数を入力、在庫が適正量保たれるよう調整し更新することで入荷希望数から発注データが生成されます。
例えば特売があり注文が増加する予測があるのなら、注文増により製造使用量が増える分について反映された上での在庫推移が数字で表示されます。
どのくらい材料を使用しどのくらい足りないのかが誰でも同じ画面で確認できるため、判断に差が生まれにくく発注担当の引き継ぎ等もしやすくなります。
■発注当時の状況を記録しておくことで過去の発注判断を振り返り
発注データ生成の際、そのタイミングでの発注シミュレーション画面表示内容を「発注根拠情報」として記録します。
これにより後で在庫の不足・過剰が出た際に、発注当時の状況を振り返ることができます。
発注当時の状況を残すため、その時の判断に誤りがあったのか/発注後予測が大きく変わったのか/発注後突発で追加受注が入ったのか
など原因が発見しやすくなり、分析し次に活かすことができるようになります。
発注シミュレーション機能を実現するため必須となる情報としては以下のものがあります。
■現在の在庫状況
FOODWORLDで管理している在庫データを使用します
FOODWORLD内の在庫数が現実とあっていないと正確なシミュレーションができないため、
棚卸の頻度を増やしたり材料の使用量を正確に把握・入力するといった、理論在庫と実在庫を可能な限り合わせる運用が重要となります。
■需要予測情報
FOODWORLD外から取得する必要があります。
例えば前年同期の受注/出荷量を元にした売上予測や目標数値など、シミュレーションのためには未来の受注情報が必要となります。
FOODWORLDへ入力するか、もしくはExcelなどで別途管理している情報があればデータとして取り込むことも考えられます。
■レシピ情報
上記予測データから使われる材料の量を算出するため、FOOODWORLDにレシピ情報の登録が必要です。
シミュレーションが想定通り機能しない場合は、歩留まりの調整などレシピのメンテナンスを行っていく必要があります。
その他リードタイムや仕入れ先ごとの休日を設定しておくことで入力画面に反映させることも可能です。
発注シミュレーション機能のイメージは動画をご覧ください。
http://www.foodworld.jp/tips/tips-movies
FOODWORLDではお客様の要望に合わせたカスタマイズを行っています。
困っていることがありましたらぜひお気軽にお問い合わせ下さい。
FOODWORLD製品紹介はこちらもご覧下さい。
http://www.foodworld.jp/products
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3.今月のTips動画
FOODWORLDの便利な機能や使い方をトピックスのテーマに合わせて動画でご紹介します。
今月は「発注シミュレーション機能」についてです。
下記URLでご覧ください。
http://www.foodworld.jp/tips/tips-movies
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4.編集後記
最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。「たぬき六郎」です。
前回私が担当した2020年2月号のメルマガ編集後記を確認したところ
「今年はオリンピックが話題の中心になりそうな年です」との記載が…。
来年開催予定のオリンピックがどうなるのか話題にはなっていますが、
年始に想像していたものとは全く違った夏となりましたね。
冬場になるとインフルエンザの流行も合わさり、人の集まる年末年始のイベントなどをどういう形にするのか検討されているように
これまでの「当たり前」がどんどんそうでは無くなっていくことに不安を覚えます。
ただ、これまで現地でしか行われなかったあるイベントが、オンラインでの開催が検討され
全国・あるいは世界各地から気軽に参加できるようになるなど、
今までのやり方を見直す機会にもなっていることも多いようです。
コロナ禍で不安になることも多いですが、このような機会だからできることを見つけて
乗り切っていくのも大事なのかなと思いました。
それでは次回もお楽しみに。
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