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■■■■月刊 FOODWORLDメールマガジン
VOL.092(2021年 6月号) 株式会社イーエスケイ
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平素よりお世話になっております。
日頃お世話になっておりますお客様や情報交流のある皆様向けに当社オリジナルのメールマガジンを発行しております。
このメールは、お世話になったお客様、及びお名刺交換させて頂いたお客様、当社パートナーの皆様にお送りしています。
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1.業界ニュース
2.FOODWORLDトピックス 今月のテーマ「食品業のAIこれだけ押さえておけば大丈夫」
3.今月のTips動画
4.編集後記
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1.業界ニュース
(1) 食品リコール(自主回収)情報の届出制度について
2018年に食品衛生法及び食品表示法が改正され、2021年6月1日から、食品リコール(自主回収)を行う場合、リコール情報を行政へ届出することが義務化されました。
その際に利用できる電子申請システムのマニュアルも公開されましたので、併せてご案内します。
【愛知県】食品リコール(自主回収)情報の届出制度について【2021年6月1日施行】
https://www.pref.aichi.jp/soshiki/eisei/jisyukaisyu.html
【消費者庁】食品表示法第10条の2第1項の規定に基づく食品の自主回収の届出に係る電子申請システムへの入力要領及び記載要領に関する留意事項について
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/food_labeling_act/amendment_001/assets/food_labeling_cms204_210524_01.pdf
(2) 国産農林水産物等販路多様化緊急対策事業
コロナ禍で行き場を無くした農林水産物の、新たな販路開拓を助成する制度の募集があります。
地域の生産者への助言や情報提供などお願いします。
【全国スーパーマーケット協会】【農林水産省】3次補正予算「国産農林水産物等販路多様化緊急対策事業」3次公募
http://www.super.or.jp/?p=11765
(3) ニューノーマル
ようやくワクチン接種が本格化してきましたが、自粛生活に変化が訪れるのは当分先に思えます。
ニューノーマルと言われる生活様式に、企業はどう対応すればいいのか?
各社、試行錯誤と言うより「もがいてる」と思います。AIならぬ人ですから、仮説を立て、とにかくやってみるしかないですね。
【日本経済新聞】自粛1年超、料理疲れ? データが語る家事の「心理」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD251SW0V20C21A4000000/
(全記事の閲覧には会員登録が必要です)
【Yahooニュース】唐揚げ市場が1000億円超えの急拡大 専門店とスーパー、強味と弱味は?
https://news.yahoo.co.jp/byline/ikedaeri/20210510-00233784/
【日経XTREND】紙皿付きの冷凍たこ焼きが好調 テレワーク中の独身男性から支持
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00316/00065/
【ITmediaビジネスONLiNE】コロナ禍なのに、コンビニの「高級おにぎり」が売れ続けた理由
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2105/12/news035.html
【日経XTREND】21年上半期にヒットした商品は? 大賞14商品を一挙紹介
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00460/00001/
【ITmediaビジネスONLiNE】やよい軒が新テークアウト「おうち定食」開始 ”一汁三菜”でファミリー層を狙う
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2104/28/news097.html
(4) 原価高
人工減で需要減という話しと同じくらい原料価格が上がる話題ばかり多くて、加工業者としては頭の痛い問題ばかりに見えます。
頭痛のネタを増やすつもりは無いのですが、警戒情報としてお伝えします。
ただ、どんな状況でも競争としては同一条件ですから、苦しいのは他社も同じ。ピンチはチャンスと、前向きに捉えるしかないかもしれません。
【日本経済新聞】食品や日用品、米で値上げの波 原材料・輸送費が高騰
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN26DGJ0W1A420C2000000/
(全記事の閲覧には会員登録が必要です)
【SankeiBiz】世界で警戒食品インフレ、主要穀物が8年ぶりの高値、天候不順で需給逼迫
https://www.sankeibiz.jp/business/news/210505/bsm2105050601001-n1.htm
【NHK NEWS WEB】食用油大手3社 8月からことし3回目の値上げへ 原料高騰で
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210526/k10013051291000.html
【日経ビジネス】魚がぜいたく品になる未来 日本が他国に「買い負ける」日
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00087/042200217/
(5) 外国人材をめぐるあれこれ
色々なことがあります。企業の皆さまも、日々色々な矛盾についてお悩みと思います。
企業の一員として利害調整しつつも、やっぱり「正直者が馬鹿を見る」ような世の中はおかしいし、矛盾のしわ寄せが弱い立場の人たちに押し付けられるような国ではいけませんよね。
ただ、今現在外国人を雇用している企業は、自分たちが事業を頑張れば、結果的に彼らを助ける結果になることは救いだと思います。
【NHK NEWS WEB】技能実習生受け入れの公益法人 特定企業に約6億円の優先発注か
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210516/k10013034431000.html
【PRESIDENT Online】「名古屋入管で30代女性が死亡だけじゃない」政府がひた隠す「外国人留学生の不都合な真実」
https://president.jp/articles/-/45949
【日本経済新聞】「特定技能」外国人7倍 技能実習生が帰国できずに移行
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE156H50V10C21A4000000/
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【日本経済新聞】キャベツ産地、今年の助っ人は日本語上手な外国人
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFB115WL0R10C21A5000000/
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【日本農業新聞】夕張メロン 試練の季節 実習生不在、8万玉減産
https://www.agrinews.co.jp/p54323.html
(6) マリトッツォ
言いにくいっす。
【東洋経済ONLINE】スタバコラボ店舗の「マリトッツォ」超話題のワケ
https://toyokeizai.net/articles/-/427560
【毎日新聞】コロナが奇貨 福岡発・大人気のスイーツパン「マリトッツォ」
https://mainichi.jp/articles/20210517/k00/00m/040/151000c
(7) SDGs
生協が発表した政策には「サプライチェーンを通して、人権を尊重し環境に配慮した『責任ある調達』を進めます」とあります。
つまり、生協のサプライヤーは「人権を尊重し環境に配慮した」企業であることの証明が必要になると考えていいのではないでしょうか。
実利的な面でも、SDGsは無視できなくなってきたということですね。
【日本生活協同組合連合会】全国の生協が持続可能な社会の実現に向け「生協の2030環境・サステナビリティ政策」を策定
https://jccu.coop/info/newsrelease/2021/20210519_01.html
【日本生活協同組合連合会】日本生協連、「生協の2030環境・サステナビリティ政策」策定に合わせ「コープ商品の2030年目標」を設定
https://jccu.coop/info/newsrelease/2021/20210519_02.html
【日経ビジネス】イオンの再エネ100%大型店、背中を押す「もの言う消費者」
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00302/052600002/
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(8) 代替肉
前項のSDGsとも関連する代替肉についてです。
日本で本当に普及するのか?の見通しについては、「現実は大方の想像よりもっと先にいっている。」と言っています。
現在地の地図を示してくれる、とても力の入ったいい記事です。是非ご一読下さい。
【日経ビジネス】肉のフードテック最新プレーヤーマップ公開 新市場を獲るのは?
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00163/042700070/
(9) AIはどんなことに使われているか?
今月のトピックスでもあるAIについて、具体的な事例の記事をご紹介します。
トピックス記事、また動画をご覧いただいた後にお読みいただくと、少し分かりやすくなるかもしれません。
【リテール革命 by ITmediaビジネスONLiNE】約150台のAIカメラで何が分かるのか イオン初の本格スマートストアの全貌
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2105/25/news066.html
(10) 旅情
行ってみたいなぁ。
【TRiP EDiTOR】観光客の半数が食べずじまい。八戸市民が本当にオススメする郷土料理
https://tripeditor.com/3204
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2.FOODWORLDトピックス
このコーナーは、FOODWORLD に関するイベントやトピックス、また各機能のご説明を毎月選定してご紹介いたします。
こんにちは。6月号担当の「おやじタヌキ」です。
今月は「食品業のAIこれだけ押さえておけば大丈夫」についてお話しさせて頂きます。
AIって、何だか最近よく聞きますよね?
何だかおどろおどろしい高度な技術みたいに見えますが、実は皆さんの身近でたくさん活躍しています。
ソフトウェアなのですが、便利なので、食品業でも導入事例が出始めており、今後10年を考えると多くの企業が利用するようになると思われます。
メルマガ読者の皆さまも基礎知識だけは持っていた方が良いかなと思いますが、さりながら、ちょっと難しそうですね。
今回は「これだけ押さえておけば大丈夫」というアウトラインを、おやじタヌキがQA形式でご説明させていただきます。
Q1: AIって何?
⇒Artificial Intelligence 日本語では「人工知能」です。しかし、今現在は、定義や規格はありません。
大まかには、人間の脳の拡張として判断をしてくれるソフトウェアだと考えれば間違いないでしょう。
疲れ知らずで大量のデータを読み込んで判断できるのは人間の能力をはるかに超えています。もし自分の脳が無限の記憶領域を持っているとしてら、どんなだろうって想像してみて下さい。
Q2: 最近出て来た技術なの?
⇒人間の脳の代替をコンピューターにやらせようという技術開発は1950年代からあり、研究としては長い歴史があります。(動画で補足)
近年になって注目されるようなったのは、技術革新の結果、やっと実用化できたからだと言っていいと思います。また、脳科学や認知科学など、人間の脳の解明の積み重ねも関係しています。
Q3: 何ができるの?
⇒人間の脳にできることは何でもできます。論理的には。
おやじタヌキは、①画像解析、②多因子分析、③最適解、④言語処理、この4点について人間の代わりをしたり、人間を超える働きをしてくれると整理しています。
①画像解析
現在のAIでもっとも普及している分野です。文字通り様々な画像を解析して判断します。
画像データを縦横斜めにして、色を反転させたり、ぼかしてみたり、もっと沢山の処理をして根気強く、超高速で分析してくれるスーパー社員をイメージして下さい。
②多因子分析
様々なデータを重ね合わせることで、(これから起こることの)規則性や因果関係を導き出します。
データ分析が超得意で、内外のあらゆるデータを時系列に取り揃えて整理して、難しい数式を駆使して分析してくれるスーパー社員をイメージして下さい。
③最適解
複雑な制約条件の中から最適解を導きます。大手冷食企業の生産計画AIでは、最適解の候補は1工場で最大16兆通りの組み合わせがあるとのことです。
どんな難問でもデータを整理して最適な代替案を提示してくれるスーパー社員をイメージして下さい。
④言語処理
単語、文節、構文、文脈、類義語、対義語など膨大な辞書を元に、データ起こしをしたり、文章を補正したり、翻訳したりします。
口述筆記が得意で、文書の推敲も、翻訳もできるスーパー社員をイメージして下さい。
Q4: どんなことに使われてるの?
⇒検索エンジンや翻訳などのインタネットサービス、またEC(リコメンド)やAIスピーカーなどで、実は日々AIを利用している方がほとんどです。
最近では車の自動運転などが話題です。カメラ画像やセンサーの情報から障害物や人や車両の動き、道路の状況などを判断するのにAIは欠かせません。
医療では検査画像から見落としがちな病気を検出したり、防災では微細な兆候から災害を予測したり、優れた専門家の代わりをしてくれたりもしています。
Q5: 食品関連の企業ではどんなところで使われているの?
⇒スーパーやコンビニ、外食の需要予測や、それに基づく発注勧告は多くの企業が利用しています。
また、条件によって価格を自動で変更する「ダイナミックプライシング」もAIで自動化する場合が多いです。
卸では物流や在庫の最適化に利用されており、共同配送のようなより複雑な最適化でもAIが活躍しています。SDGsで食品ロスの削減が命題になっていることもあり、この辺の分野はどんどん発展すると思います。
Q6: 食品工場では何に使えるの?
⇒これについては動画でご説明します。
Q7: 導入するにはどんな方法があるの?
⇒これについては動画でご説明します。
Q8: コスパは合うの?
⇒大勢で同じ仕組みを使うAIであれば、充分導入できると思います。
それに対して、自社業務に特化したAIを個別開発しようとすると、今現在はかなり高額になり採算は難しいと思います。
しかし、AIの普及ペースは早いので、10年以内にはほとんどの企業に手が届く範囲で個別AIの導入が可能になると考えています。
Q9: FOODWORLDにAIの機能は無いの?
⇒すみません。今はありません。この先は約束はできないけど、頑張ります。
本文で割愛した「Q6食品工場では何に使えるの?」と「Q7導入するにはどんな方法があるの?」について動画でご説明します。是非ご覧下さい。
https://www.foodworld.jp/tips/tips-movies
FOODWORLD製品紹介はこちらもご覧下さい。
https://www.foodworld.jp/products
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3.今月のTips動画
FOODWORLDの便利な機能や使い方をトピックスのテーマに合わせて動画でご紹介します。
今月は「食品業のAIこれだけ押さえておけば大丈夫」です。
下記URLでご覧ください。
https://www.foodworld.jp/tips/tips-movies
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4.編集後記
最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。おやじタヌキです。
弊社は1991年(平成3年)8月26日の設立ですので、今年30周年を迎えます。
無事に30周年を迎えることができるのも、ユーザー様や代理店様、皆さまのご愛顧の賜物と改めて感謝の気持ちでいっぱいです。
さて、今月のお題であるAIですが、やっぱり難しかったでしょうか?
AIのような概念は1950年代からコンセプトがありましたが、私が就職した1990年代前半でも全くの「妄想」でした。
まさか生きてる間に実現するなんて…
そう考えると、IT業界の仕事って、大変だけどやっぱり面白いんじゃないかと思います。でもやっぱり大変か…
「AI」と言えばもう一つ、スティーヴン・スピルバーグ監督の映画があります。
沢山のロボットが出演する楽しいSF映画で映像も美しいです。
派手な映画ではありませんが、心にしみる作品ですので、機会あれば是非ご覧ください。
心が静かな感じを求めている時に観るといいと思います。ただ、涙なしでは観れないので、泣いてもいい人と観て下さいね。
それでは次回もお楽しみに。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 株式会社イーエスケイ