月刊FOODWORLDメールマガジン2013年6月号から抜粋
「FOODWORLD」の歴史
こんにちは!初版担当の「たぬき一郎」です。
初版と言う事で色々考えましたが、今号は「FOODWORLD」という製品の誕生と歴史について少しだけお話ししたいと思います。
食品業向けパッケージがまだこの世に出回っていない1994年当時、某コンピュータメーカー様と食品コンサル会社、当社の3社により食品業向け(ホテル・レストラン・給食業)食材管理システムの開発に着手しました。
当時はまだHACCPやトレーサビリティ等の言葉は一般化しておらず、レシピ管理や調理指示書は手書きが主流の時代でした。
そこで3社で考案したのが「FOODWORLD」という、ホテル・レストラン・給食向けの業務パッケージ。
主な機能に、レシピ登録によるカロリー計算(四訂表)や標準原価計算の自動積み上げ、また献立管理と注文数量による自動材料算出機能と、これだけでも充分に画期的な時代でした。
しかも開発当初は食品業界の知識も乏しく、一機能作成するたびにスタッフ会議を行い、「あーだ!こーだ!」と試行錯誤を繰り返したものです。
当時、新日鉄の関連会社であったこともあり、「鉄の生産管理のノウハウ」を基にコンサル会社の方に助言を頂きながら作り上げていきました。
完成当初は、お客様に「よく鉄業界(固いもの)が食品業界(柔らかいもの)のシステムを作ったね」と言われてました(笑)。
同年12月に「FOODWORLD初版」をリリース(1996年11月 商標登録)。
1997年にある食品加工工場のお客様を手がける事となり、現行の「FOODWORLD-PC」(PCはプロセスセンターで食品加工工場向け統合システム)の母体が完成し、リリース。主な機能はレシピ管理~受注・出荷管理~生産管理~仕入管理~在庫管理となり、食品加工工場の一連業務を網羅したパッケージが完成しました。
ここからは導入ユーザー様や協業会社様のご指導、ご協力を得て、現在の「FOODWORLD-PC」へと成長して参りました。
お陰さまでバージョンも「3.21」となり、日々進化しております。
今後も更なるバージョンアップを繰り返し、お客さまによりご満足いただける商品及びサービスの提供を目指して研鑽して参ります。
今後ともご指導、ご鞭撻の程、何卒よろしくお願い申し上げます。
次号からは、FOODWORLDの主な機能を順次解説して参ります。
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