月刊FOODWORLDメールマガジン2016年 5月号から抜粋
新工場立上げ(準備)
こんにちは。5月号担当の「たぬき三郎」です。
今回は「新工場立上げ(準備)」について皆さんと考えてみたいと思います。
新工場の立上げは、これまで自社で築き上げた 「ものづくりノウハウ」と新たな「工場管理手法」をミックスし、優れた能力を持つ新工場を作り上げて行く訳ですから、かなりの労力が伴います。
その中で、長年蓄積してきた業務も変えて行かなくてはならないので簡単なことではありません。
一番ポイントになるのは「トレーニング(教育、試運用)」だと考えます。
・新しい操作方法を覚える(教育)
新しい仕組みを取り入れるのですから、今までの操作方法や手順などが変わる=覚えなくてはならない。
・動かした結果が正常かどうかを確認する(試運用)思い通りの動き、結果となるか
これを確実に実行するには各部門の「キーパーソン」がコミュニケーションを取り、団結してゴールを目指すことが必要だと考えます。
一方、我々も「工場の生産性に直結するシステム」を構築する訳ですから以下の作業工程について念入りに行っています。
・ヒアリングは各部門(現場)担当者と密に取る。
机上での確認では、目に見えないこともあるので、現場へ入り、作業工程を確認する。
※作業者側の立場になり、確認すること。
・運用者育成に向け、トレーニングを十分行う。
システムを十分に理解できないまま、運用フェイズに入ってしまうと業務に影響が出る。
我々構築側も慣れないシステムに対する問い合わせや不具合の修正に追われる。
※展開や教育方法によってシステムの導入効果は変化します。
・立上げ支援
各部門担当者様と課題を共有し、解決に向け協力する。
私の導入実績を基に説明してきましたが、相違はありましたか。
新工場設立を計画する際は是非、参考にして下さい。
新工場が無事に立ち上がったように見えても、新しい設備の能力をフルに引き出し生産性を改善するには、工場の業務改革が欠かせません。
今回、このような業務改革を社内一体となって進めて行くための「改善活動について」の概要をTips動画として公開しています。
是非、ご覧ください。
次回もご期待下さい。
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