月刊FOODWORLDメールマガジン2013年12月号から抜粋
「食品ラベル」について
こんにちは。
12月号担当の「出番がまわってきた再登場のたぬき一郎」です。
今月は「食品ラベル」について紹介します。
ここ最近、ちまたでは「誤表記」問題が大きく取りあげられています。
みなさんご存じの通り「ラベル表記」は法律のもとに制定されております。
今回は制定された経緯やチェックポイント等、一般的な食品ラベル表記のお話をご紹介します。
食品ラベル規制は1979年に制定され、改定を続けながら現在に至っています。
日本では食品衛生法、JAS法、景品表示法、計量法、健康増進法、薬事法により規定されいて、表示は必ず日本語で表記することが義務付けられています。
現在、ラベル表記関連は、2009年10月の消費者庁発足により、食品表示についての運用所管は消費者庁に一元化されています。
ここでラベル表記の一般的なチェック項目をご紹介します。
(一括表示は、容器に直接印刷する場合やラベルにして添付する場合があります)
(チェック項目)
1. 一括表示項目が満たされているか
2. 一括表示の文字の大きさは8ポイントになっているか
3. 原材料は使用重量の多い順になっているか
4. 添加物は使用重量の多い順になっているか
5. 固有記号は届出書と合っているか
6. 製造者、販売者は合っているか
提供する側もチェックが大変ですね。今ではラベル表記チェックをする会社(サービス)もあるようです。
ラベル作成については作業に手間がかかり、みなさん頭をかかえている事だと思います。FOODWORLDでは、原材料ごとにに含まれている含有物(原材料、添加物、アレルゲン)をそれぞれ登録することにより、製品レシピ情報に自動積み上げ(反映)されます。もちろん名称の重複表示なし、含有量順(使用量順)に表示されます。が、システムのお手伝いはここまで。
あとはラベル表記基準に沿った記述方法で少し修正してラベル印字となります。
でも格段に作業軽減する事まちがいなしですよ!
某ラベルメーカー様の話しですが、商品ラベルは得意先ごとに複数のフォーマットが存在していて、用意することも、管理する事も大変のようです。本当は国で統一して頂くのが一番ですね(笑)
また、食品メーカー様内でのラベル表記内容で一番気を使うのは「製造日」。製造日を間違えれば消費(賞味)期限も関わってきますので、誤表記がないよう一番、気を使っているとの事です。
今後は、産地表示が義務化されると言われています。産地表示はもちろんの事、中でも複数産地対応は当社も食品業界のパッケージを取り扱うメーカーとして、早めの対応を心がけたいと思っております。
ラベル表示は国で定められた法律です。なくなることはおそらくありません!(笑)
当社も「生産者」から「食品加工業者」、また「消費者」までの食の安心・安全を目指したサービスの提供を心がけてまいります。
今後もご期待ください。
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