月刊FOODWORLDメールマガジン2014年2月号から抜粋
「原価管理」について
こんにちは。2月号担当「たぬき三郎」です。
今月は「原価管理」について紹介します。
新商品を開発時、売価をどうするか(採算は?)
原価(儲けは?)はいくらなのか
原材料はどれだけ仕入ればいいのか
どの企業様でも原価率(売価に対する原価の割合)は悩みの種だと思います。
弁当・惣菜業界では、材料原価率は25%以下でないと利益は出てこないと言われています。
原価が把握できておらず、
50%を超え~!!
いくら売っても利益がでない。
何てことに・・・。
「味」に対して適正な対価として売価設定することは、味作りと同様に重要課題ですよね。
「売価は美味しさに対する対価であって、原価とはなんら関係ない」なんて言う企業様もいます。
三郎は、相応の材料(自社生産 等)費で、きちんとした商品を作り上げるノウハウ(手順と仕組み)がなければ利益は出ないのでは。
と考えます。
そもそも製造原価、仕入原価、「原価」という言葉はよく耳にしますが、「原価とは何か?」、「どうすれば正しい原価が計算できるか?」という質問をよく受けます。
通常、製品原価とは製品1個を作るのにかかった費用と考えます。
その作業工程で発生したすべての費用を製品一つ一つに割り当てるのは難しいですよね。
材料費は簡単に算出できるけど、工場の電気代や減価償却費、社員(パート)の給料などの間接費をどの製品の原価に入るのかと考えてみれば「割り振りようがない」、「按分するのも難しい」。
間接費の算出方法について、お付き合いのあるお客様に質問してみましたら、「どこまでやるべきでしょうか?」と逆に質問されてしまいました。
う~ん...(汗)?!
「うちは、材料費=製品原価で十分」という企業様もあり、逆に統計エキスパートの目が眼鏡の奥でキラリ(要はオタク)な企業様もおられます。
データの蓄積が無い企業様が、突然オタクなデータ管理企業に生まれ変わることには無理がありますし、コストもかかり過ぎます。
それぞれの企業様の文化や管理レベルに応じて、求めるデータの精度と堅実な企業力アップをご提案するように心がけていますが、勉強の毎日です。
皆さんはどう管理されていますか・・・。
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