月刊FOODWORLDメールマガジン2014年5月号から抜粋
「出荷業務」について
こんにちは。5月号担当の「たぬき花子」です。
今月は「出荷業務」について紹介します。
「出荷業務」は以前たぬき四朗が「出荷業務の流れ」を題材にしてお話したので、今回はその中の「仕分作業」に焦点を当ててお話したいと思います。
仕分作業と言うと「ピッキング」という言葉をよく耳にします。
「ピッキング」とは何なのでしょうか?少し調べてみました。
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・ピッキングとは
【概要】
注文や要求(出荷指示)に対して、その品物を在庫から選び出すこと。
【ピッキング方法】
大きく分けて「種まき方式(トータルピッキング)」と「摘み取り方式(シングルピッキング)」の二種類の方法があります。
作業場やオーダー量などから「種まき方式」と「摘み取り方式」どちらかの方法でピッキングを行うかで作業効率が変わってきます。
【ピッキング作業】
人によるピッキングの他、デジタルやシステムによる「ピッキングシステム」があります。
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・種まき方式(トータルピッキング)
【概要】
「マルチピッキング」とも呼ばれます。
一度、商品・物品をピッキングしておき、荷捌き場に持って行ってから出荷先別に分ける方法です。このため、少ない納品先に少ない品物を大量
に出荷する場合に利用されます。
【メリット】
まとめて商品を取りに行くため、作業者は何度も商品を取りに行くことはなく、移動距離と移動時間を短縮できます。
【デメリット】
荷捌きをするスペースが必要となります。また仕分状況が把握しづらく、商品・物品の追加に対応しづらい点があります。
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・摘み取り方式(シングルピッキング)
【概要】
「オーダーピッキング」とも呼ばれます。
出荷先毎に、商品・物品を集めて梱包する方法で、通販(BtoC)のような出荷先が多く出荷数は少ないが、多種多様な商品を出荷する場合に利用されます。
【メリット】
商品を集めて梱包後、すぐに出荷することができます。
【デメリット】
ピッキング作業者が倉庫内を歩き回って商品を集めるため、そのための移動距離と時間がかかります。
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もう少し調べてみると、このような情報も出てきました。
日本では「ピッキング」を取り出し作業・仕分け作業の両方に使う場合が多いそうです。
しかし、本来「ピッキング」とは取り出し作業のことで、仕分け作業は「アソーティング」と区別して呼ぶそうです。
なるほど。
「ピッキング」とは『取り出し作業』のことを示しているのですね。
私は取り出し作業から仕分け作業までが「ピッキング」だと思っていました。
そんな「ピッキング」ですが、方法が大きく二種類ありました。
FOODWORLDではどちらの方式でも対応ができるように、「種まき」、「摘み取り」という二種類のピッキングリストを出力することができます。
「種まき」では、出荷先と数量を商品毎に出力され、「摘み取り」では商品と数量を出荷先毎に出力します。
また、「デジタルピッキング」を導入されているお客様につきましては、FOODWORLDの出荷データを「デジタルピッキング」へ渡すというシステム連携を行っております。
当社のお客様では、次のように運用しております。
まずFOODWORLD側で「各システムで必要な項目(ピッキングアドレス、商品、数量等)」を「指定のフォルダ」に「テキストファイル」として出力します。
次に出力した「テキストファイル」をピッキングシステム側で取り込んで、在庫の取り出し作業、商品の仕分け作業を行います。
「デジタルピッキング」へのシステム連携は、お客様が「ピッキングシステム」を導入している(もしくは導入したい)ので、システム連携を行いたいというご要望が多いですね。
普段のピッキング作業でFOODWORLDを利用することによって、皆様の手助けが出来ればと思います。
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