「FOODWORLDを活用した消費者への情報提供」について
こんにちは。5月号担当の「たぬき六郎」です。
2014年12月号ではFOODWORLDにて管理されているデータをクラウド上に展開し、取引先や消費者からの問い合わせに迅速に回答できるようにする「クラウドサービスを利用した顧客サービス向上」を書かせていただきました。
今月はさらに踏み込んで、消費者に直接情報を提供することをテーマとしてご紹介します。
昨今、「異物混入」などといった食の安全に関するニュースが話題となり、FOODWORLDを利用されているお客様の中でもいかに商品の安全性を消費者に伝えるかに頭を悩ませている方も多いのではないかと思います。
一方で、現在はインターネットで様々な情報が手に入る時代。
消費者の中でも「安全」を得るためならば多少の情報収集を苦にしない方や、食に関する情報を欲している方はたくさんいらっしゃいます。
そのような中、製造者側が持つ情報を積極的に公開し消費者の目に触れさせることは、商品の安心・安全を理解してもらうために必要なことではないでしょうか。
例えば、チキンナゲットへの異物混入で消費者から厳しい目を向けられているマクドナルドでは公式ホームページの「食の安心ひろば」というページで、ビーフ・チーズ・パンなどに対する消費者からの質問に答えたり、工場内での異物混入防止の仕組みを動画で公開しています。
http://www.mcdonalds.co.jp/safety/index.html
同じハンバーガーショップであるモスバーガーでも「モスの安心・安全」というページで生産者や、生育中の写真を公開するなど使用している野菜について特に力を入れて紹介しています。
http://mos.jp/quality/vegetables/report/
上記リンクでは製造現場や、野菜生産者のこだわりなども公開されています。
実際に製造・生産をしている人たちにとっては「当たり前のこと」が消費者の目には新鮮に映ることもあります。
「こんなこと公開してもしょうがないのでは」と思い込んでいる情報も、楽しんで見てくれる消費者がいるのではないでしょうか。
そしてその積極的な情報公開が、安心・安全へと繋がっていくと考えます。
FOODWORLDにはラベルに表示しきれない成分情報・アレルゲン情報や、使用している材料はどこの産地でいつ入庫したか、製品はいつ出荷したか
などのトレース情報が記録できます。
普段からFOODWORLDで管理している情報を外部に公開する仕組みを作ることにより、今まで管理にしか使用していなかった情報を顧客サービスに繋げることができます。
FOODWORLDのデータを利用した情報公開の具体的なイメージについてはTips動画をご覧ください。
簡単にご説明すると、ラベルにQRコードを付けておきスマートフォンで読み取るとFOODWORLDに記録された情報から生成された商品の情報ページに飛べる仕組みです。
商品の情報ページでは「いつ出荷された商品か」「食材の産地はどこか」「どのような栄養が含まれているのか」「どのようなアレルゲンが含まれているか」など閲覧することができます。
さらに消費者の持っている健康管理アプリに栄養素を送信できる機能を付ける事で、消費者の健康維持に役立てられると考えます。
このような仕組みを利用することで、FOODWORLDユーザーは商品の差別化ができるのではないでしょうか。
FOODWORLDのオプションサービスとして提供することを考えておりますが、みなさんどう思われますか?ご意見・ご感想をお待ちしております。
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