月刊FOODWORLDメールマガジン2015年11月号から抜粋
単位について
こんにちは。11月号担当の「たぬき次郎」です。
今月は、FOODWORLDにおける「単位」の考え方についてご紹介します。
【ある工場での1シーン(例)】
製造担当Aさん:
「おーい、製造で「しょうゆ」をxxg(xxkg)使うから用意してくれ。」
「在庫が少なければ発注してくれ」
在庫担当Bさん:
「xxgって、・・・何本ですか?」
・・・
「在庫がxx本しかないから発注してくれ」
発注担当Cさん:
「はい分かりました。」
「xx本って、・・・何箱ですか?」
同じ「しょうゆ」でも担当者によっては、扱う「単位」は違いますね。
このような状況がありませんか?
FOODWORLDは食品加工工場の「物」をシステムで管理(受注出荷、生産、仕入、在庫)できる仕組みですが、重要なポイントの一つとして「単位」があります。
業務では製造数や発注数・入荷数、また在庫数などの数字がやりとりされますが、その数字に「単位」が付加されなければ単なる数字となって意味を成しません。
そこでFOODWORLDには大きく3つの単位が用意されています。
- レシピ単位
・レシピ上で示す数値(製造ロット、使用数 等)で使う単位
・生産関連の数値(製造数 等)で使う単位
- 在庫単位
・在庫関連の数値(在庫数、棚卸数 等)で使う単位
・商品受注の数値(受注数、出荷数)で使う単位
・仕入関連の数値(発注バラ数 等)で使う単位
- 仕入単位
・仕入関連の数値(発注ケース数 等)で使う単位
各業務において適切な単位で数値を示すことで、各担当者はこの数字を把握し対処することができるのです。
そしてこれら「単位」は「換算値(入数)」で関連付けされています。
ではここで、材料「しょうゆ」の登録例を示してみます。
・レシピ単位:g
・在庫単位 :本(500g入り)
・仕入単位 :箱(10本入り)
と設定することができます。この登録を翻訳すると、しょうゆは、
・1本あたり500g
・1箱あたり10本
・1箱あたり5000g
となります。
同じしょうゆでも、取り扱う部署によって扱い方は違いますよね。
・製造するときはxxg
・在庫を見るときはxx本
・発注するときはxx箱
など、同じ品目でも担当者(業務)によって使い分けることができ、人が再計算(換算)する手間をかける必要がなくなるわけです。
ではここで1つ問題です。(上記しょうゆの設定値が前提です)
問題)ある日、工場の製造で「しょうゆ」を20,000g使用しました。
使った分だけ発注したいと考えていますが、
いくつ発注すればよいでしょうか?
仕入単位でお答えください。
チッチッチッチッチッ・・・ポーン!時間切れです。
答えは、動画で。
余興を挟みましたが、このように「物」に対して「単位」と「換算値」を管理することにより、各部署の担当者が取り扱う数値を業務の内容に応じて自動的に換算し、表現を変えることができます。
言い換えれば、FOODWORLDが各部署の「人」と「物」を繋いでくれます。
当内容の説明および問題の解答はTips動画でご確認ください。
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