月刊FOODWORLDメールマガジン2017年 1月号から抜粋
FOODWORLDにおける栄養成分の管理機能
こんにちは。1月号担当の「たぬき四朗」です。
今月は「FOODWORLDにおける栄養成分の管理機能」について紹介します。
FOODWORLDには栄養成分を扱うにあたって便利な機能があります。
今回は商品情報を管理する上で必要となる栄養成分について、お客様が行う作業例を交えながら紹介します。
商品の栄養成分は、工場で使用する原材料の成分値を調べ、計算をしているお客様が多いのではないでしょうか。
まず、原材料の成分値の収集作業が必要となりますが、一次加工食品ではメーカーから取り寄せた規格書に記載された情報から、生鮮食品であればお手持ちの栄養成分表から検索・参照するケースが多いと思われます。
そして、原材料の成分値収集が終われば次に、管理している商品のレシピ情報(構成使用量など)から、すべての商品の成分値を積み上げ計算する作業が必要ですね。
そのような作業の中で次のような経験はありませんでしたか?
- 栄養成分の転記ミスや計算ミス
- 計算する対象商品の数が多く時間が掛かる
- 一部の商品に計算漏れが発生
など。
それらの問題を解決するためにFOODWORLDでは「成分情報の取込と複写」「最終商品の成分値一括集計」を用意しています。
〇成分情報の取込と複写
原材料の成分値を調べるために日本食品標準成分表(以下、標準成分)を活用することが多いと思いますが、FOODWORLDにはその標準成分情報を取り込むことができます。
そして、登録した原材料の成分情報に複写することができます。
例えば、工場での加工で必要な原材料として登録した
「キャベツ(大)」
「キャベツ(小)」
があるとします。この原材料の成分情報は、既に取り込まれている標準成分の「キャベツ」を選択することで簡単に複写されます。また、転記ミスを防ぐ事もできますね。
〇最終商品の成分値一括集計(一括更新)
最終商品への成分値の計算は、登録したレシピ情報(構成情報)を基にシステムで一括計算を行うと時間は掛からず、手計算による計算ミスが防げます。
また、全ての商品が計算対象となるので、一部の原材料に成分値修正が発生しても、一度に再計算を行う事で修正漏れの発生を防ぐ事ができますね。
扱う商品が多ければ多いほど、修正が発生した時の影響は大きくなります。
転記ミスや計算ミス、修正漏れは気付き難く、なくすことは困難です。
そこで、FOODWORLDの機能を使用することでお客様の問題を軽減することができれば、このFOODWORLDでお客様のお手伝いをさせて頂きたいと思います。
「成分値の一括更新」のイメージ動画を用意しました。是非ご覧下さい。
最後に
日本食品標準成分表は、最近の傾向を見ると約5年程度の間隔で改定されています。現在は七訂まで改定され、改定の度に掲載されている食品数や、栄養成分の項目が増えています。
増えた項目に対応するため、FOODWORLDも改良を予定しています。
FOODWORLDメールマガジンはお客様へ最新の情報提供や、当社ならではの製品紹介を、読んで楽しいコンテンツとして毎月配信しております。
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