月刊FOODWORLDメールマガジン2017年 2月号から抜粋
軽減税率
こんにちは。2月号担当の「たぬき花子」です。
以前より軽減税率の話題がありましたが、昨年11月に消費増税延期法が成立し、2019(平成31)年10月1日より、消費税率が10%へ引き上げられ、合わせて軽減税率が導入される予定となりましたね。
そこで今月は「軽減税率」についてお話ししたいと思います。
私が調べたところ、現時点で「軽減税率」制度は以下のように実施されるようです。
【軽減税率制度の実施時期と消費税率】
2019(平成31)年10月1日(消費税引き上げと同時)~
・標準税率:10%、軽減税率:8%
・(2020(平成32)年9月まで)『税額計算の特例期間』(一部の中小事業者のみ対象)
・(2023(平成35)年9月まで)『区分記載請求書等保存方式の適用期間』
2023(平成35)年10月~
・『適格請求書等保存方式の適用期間』
【対象品目】
①酒類・外食を除く飲食料品
②週2回以上発行される新聞(定期購読契約に基づくもの)
「軽減税率」の最新情報については、以下のHPをご覧下さい。
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国税庁
https://www.nta.go.jp/zeimokubetsu/shohi/keigenzeiritsu/index.htm
政府広報オンライン(軽減税率制度の特集ページ)
http://www.gov-online.go.jp/tokusyu/keigen_zeiritsu/index.html
財務省
http://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/consumption/keigen.htm
軽減税率対策補助金事務局
http://kzt-hojo.jp/
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では、FOODWORLDを利用している場合、「軽減税率」制度が実施されると、どのような影響があるのでしょうか?
FOODWORLDは基本的に『物の管理』を行うシステムの為、直接影響はなく、『お金の管理』を行っている別の販売管理システム等に影響が出てくるのではないかと考えています。
※EDI等、他のシステムとの連携でFOODWORLDにも影響が出てくる可能性はあります。
具体的には、多くのお客様がFOODWORLDの出荷や仕入のデータを他のシステムやExcel等へ渡して『お金の管理』をしています。
その場合、少なくともその(お金を管理している)システムやExcel等が、複数税率の対応しているか、請求書は『適格請求書等保存方式』に対応しているか等を確認する必要があります。
また消費税率について、FOODWORLDの上位で管理(EDIで連携等)するのか、販売管理システムやExcel側で管理するのか等、お客様の運用によって対応が変わってくるのではないでしょうか?
「制度が変わることによって、運用がどのように変わるのか。」
そこがはっきりとしないことには、どのように各システムを構成し改修するのが最適なのか、今の段階ではっきりとは申し上げられません。
いずれにしても取引先等、関係会社とは、「軽減税率」導入後のワークフローやデータフローについて早めに確認しておくことをお勧めします。
ところで、基本的に『物の管理』を行うFOODWORLDですが、販売管理オプションが存在することをご存知でしょうか?
FOODWORLDを導入しているお客様からは、
「一般の販売管理システムのように複雑な機能はいらないから、シンプルにFOODWORLDの受注データから請求書を出力できないか?」
とのお声を頂くことが多くあり、その要望から登場したものです。
もちろん「軽減税率」を考慮した機能となっています。
販売管理オプションの機能は、こちらからご覧下さい。
http://www.foodworld.jp/products/sales-management-op
FOODWORLDの中で物とお金が同時に管理できるうえに、対応窓口が当社に一本化されるので、運用も保守も楽になりますね。
ご興味のある方は、是非一度お問い合わせください。
最後になりましたが、早ければあと約2年半後に「軽減税率」が導入されます。
当社に限らず、直前になって一斉に依頼が入り、全て同時に本番となった場合、対応できないケースも考えられますので、お早めにご相談ください。
今後も税制改正に注意が必要ですね。
販売管理オプションにて軽減税率にかかわるポイントを、Tips動画で公開しています。是非ご覧下さい。
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