月刊FOODWORLDメールマガジン2017年 3月号から抜粋
生産現場のペーパーレス化
こんにちは。3月号担当の「たぬき六郎」です。
今月は「生産現場のペーパーレス化」についてご紹介いたします。
ある現場より指示帳票レイアウト変更の開発依頼がありましたのでヒアリングに伺ったところ、以下のようなお話が出ました。
- 欲しい集計値がすぐ見れない、帳票をカスタマイズするにも費用・時間がかかる
- 色々見たい情報があるが、部署や工程で見たい情報は変わる上、全て盛り込んでも文字サイズなど見やすさに問題がある
全ての要望を反映しようとすると 一体何種類の帳票が必要になるのか?
とお互い考え込んでしまいました。
また 一日に何百枚もの帳票を印刷している現状があり、帳票の種類を増やすという事は印刷枚数(印刷コスト)がさらに増えるという事でもあります。
上記のお話について、他の現場でも同様の課題をお持ちではないかと思います。
そこで、私の思い付きですが上記事項を解決する方法を考えてみました。
現状 帳票出力を行っている情報について、自分で操作を行い情報を取り出す仕組みです。
情報表示端末として、普段帳票を利用している生産現場にタッチディスプレイを設置します。
ディスプレイに集計したい項目・条件を入力すると集計結果が表示されますので、今行っている作業に必要な集計値、例えば今から製造する商品の受注合計、あるいはそのうちの見込み合計・確定合計といった情報を 欲しいタイミングで取得できます。
具体的なイメージは是非動画でご確認下さい。
もちろん紙には 直接書き込めるなどのメリットがありますし、電子機器を持ち込みにくい場所があったり 操作に慣れない方もいらっしゃると思いますので完全にペーパーレスにすることは難しいとは思いますが、適所で運用できれば印刷枚数を大幅に減らすことができるのではないかと考えています。
その他、紙にはないメリットがこの仕組みにはあります。
- ドリルダウンで情報表示可能
→表示されている商品名を押すと商品情報詳細を見ることができるなどFOODWORLD内にある表示の元データまでたどることが可能です。 - 表示だけでなく入力に利用する事も可能
→情報を参照するだけでなく「受注一覧表示に対して、製造完了の実績を入れていく」など入力端末としても利用が出来ると考えています。入力された実績を基に作業進捗をビジュアルに表示できると面白いですね。 - 利用していない時はデジタルサイネージ的利用も可能
→現場で利用していない時は 社内のお知らせなどを掲示するディスプレイとして活用できます。今回ご紹介したペーパーレス化につきましてはもう少し現場の声を聞きながら内容を詰めて行きたいと思います。ペーパーレス化イメージを動画で紹介しております。是非チェックして下さい。
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