月刊FOODWORLDメールマガジン2017年 6月号から抜粋
FOODWORLDの日付制御
こんにちは。6月号担当の「たぬき四朗」です。
今月は「FOODWORLDの日付制御」についてご紹介いたします。
お客様との打ち合わせの中で業務フローの確認を行いますが、日付が変わるケースをどうしたら良いかとよく相談されます。
日付が変わるケースとは
1. 工場から遠い取引先に朝イチで納品を行う場合、納品日の前日に出荷を行っている。出荷日と納品日にズレが発生するが、納品書には正しい日付を表示したい。
2. 仕込作業を出荷当日に行っていては間に合わないため前日に行っている。仕込作業の指示を前日の製造日で行いたい。
など。
まず上記1.の納品書ですが、基本的に表示する日付は納品日となります。
出荷した商品が当日中に取引先へ到着すれば出荷日と納品日は同じとなり問題ないのですが、日付が変わる場合、納品書には出荷日の翌日の日付を表示する必要があります。
次に上記2.では、製造日の指定を誤ってしまったら、出荷する製品の製造が行えなくなり、結果として納品できない状況となります。
そこで、日付の制御が行えるFOODWORLDの便利な機能を紹介しましょう。
FOODWORLDでは各種マスター情報の登録で日付制御の設定ができます。
ここでは「出荷日と納品日の制御」「製造日の制御」を例に説明します。
・出荷日と納品日の制御
工場から出荷する便(以下、出荷便)は時間帯や行先を決めて、1日に何便かのサイクルで用意されているかと思います。
そして、取引先から指定された納品時間帯(以下、受注便)に間に合うように、工場からの出荷便が決められていると思います。
FOODWORLDのマスター情報の登録では、取引先で指定された受注便と工場からの出荷便の結び付けを行い、リードタイムを設定します。
そうすることで、取引先の納品日と工場からの出荷日の制御が行えます。
・製造日の制御
日配の場合、工場で出荷する製品は製造後、その日の内に出荷されると思います。
しかし、製品の前工程となる半製品や仕込み品の製造は前日に行っておく必要が出てきます。
そこで、FOODWORLDのレシピを登録する際に「何日前に製造する」というリードタイムを設定します。
そうすることで、半製品や仕込み品の製造は製品の前日に行うといった制御ができます。
日付制御のイメージはつかめたでしょうか?
マスター情報としてリードタイムの設定を行うことで日付制御が行えます。
運用の変化にもマスター情報の修正を行うことで柔軟に対応することができます。
先ほどの例で挙げた日付制御の方法はほんの一部です。
他にも便利な機能がありますが、別の機会で紹介したいと思います。
日付制御の具体的なイメージ動画を用意したので、是非ご覧ください。
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