月刊FOODWORLDメールマガジン2017年 7月号から抜粋
食品工場内のデータ収集
こんにちは。7月号担当の「たぬき六郎」です。
今月は「食品工場内のデータ収集」についてご紹介いたします。
食品工場へ伺うと、認証や安心安全のための記録を 紙に記入しファイリングしている姿をよく見かけます。
毎日記入している記録の中に 傾向を見たり、推移を見たりと、残していくだけではなくもっと活用したい情報はありませんか?
しかし 紙のままでは活用は難しく、パソコンに打ち直すというのも手間がかかります。
将来はIoTに代表されるように、工場内の様々な情報を自動で収集できる方向に進んでいくと思われますが、
技術的・コスト的な課題から「すべての工場のあらゆる場所で」といった状態となるのはもう少し時間が掛かりそうです。
そこで、今回は「スマホ一つで超かんたん」に情報を記録していく方法を考えてみました。
農業分野にて展開している弊社「畑らく日記」( http://www.hata-nikki.jp/ )の仕組みを工場へ応用する方法です。
畑らく日記は毎日の栽培記録を「誰でも簡単に」記録できることが特徴のスマートフォンアプリです。
Android/iPhone共に対応しており、現在15,000以上のユーザー様が登録されています。
また音声入力やシンプルなユーザーインターフェースで、農家の方々にも「使いやすい」と評価頂いているサービスです。
そんな 畑らく日記のノウハウを応用した「食品工場日記(仮)」を使えば、スマートフォンで工場内の情報を手軽に収集していく事が出来るのではないかと考えました。
通信のできるスマートフォンさえあれば特に無線環境の必要はありません。
衛生面を考え 作業場内備え付けの端末を用意し、
今まで紙に記入していた
●認証や安心安全のため残しておかなくてはならない情報
●集計をしてみたい 温度や時間などの数値情報
●その場で気付いたことのメモや写真など
を記録していきます。
記録されたデータはダウンロードしてExcelで編集、分析を行うことができます。
紙の情報をデータ化する使い方のほかにも、今までなんとなく気になっていた、調べてみたいと思っていたことについて、アナログな情報・定性的な情報をメモとして記録することが可能です。
音声認識を使えば誰でも簡単に、素早く入力できます。
さらに撮影した画像も保存できますので、キズやサビといった 設備の劣化を残しておき、経過観察や状況報告に活用する使い方など考えられます。
一つ一つデータを入力していくため、すぐに何万何十万といったビッグデータが集まるわけではありませんが、コツコツとデータを貯めていく事で分析が可能となり何か重要な「気づき」に繋がるかもしれません。
「食品工場日記」のイメージは、動画にてご確認下さい。
今回紹介しました「食品工場日記」は すぐにでも提供可能です。
ご興味がありましたら是非お声掛け下さい。
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