月刊FOODWORLDメールマガジン2017年 8月号から抜粋
消費期限管理
こんにちは。8月号担当の「たぬき花子」です。
今月は「消費期限管理」についてご紹介いたします。
食品加工業に関わらず食品を扱う会社にとって、重要な「消費期限」。もし製造に使用した材料や出荷した製品の「消費期限」が切れていたら?
会社の信用に関わる大きな問題となりますよね。
皆様はどのように消費期限管理をされていますか?
私が聞いた話では、消費期限の管理方法はお客様によって異なります。
仕入業者が消費期限を管理している場合や、消費期限は自社へ納品されてから何日後と決めている場合、他にも上記の管理方法を品目で使い分けているお客様もいらっしゃいます。
今では何か問題があった時にトレース出来るよう、消費期限(産地)毎の管理が必要となり、お客様との打ち合わせの中で、消費期限毎の管理を行うのに何か良い方法はないかといったご相談を受けることがあります。
入荷した原材料を消費期限毎にまとめて保管するのは良いが、毎日入荷する品目もあり、量が多すぎて箱を開けてみないと消費期限がわからない。
どの在庫(消費期限)が残っているのかをきちんと把握するには棚卸をしないとわからない。
紙で管理しているため何か問題があった際に、トレースすることが大変等といった問題があるようです。
FOODWORLDではマスタに登録した日数(リードタイム)を使用して、入荷、製造の際に消費期限を自動算出する機能や在庫を画面や帳票上で確認することが出来ます。
入荷、製造、出荷と在庫が連動しているため、『現時点』でどの在庫が残っているのかをすぐに確認することができ、その中でも消費期限が切れている在庫は背景色が赤くなり、一目でわかるようになっています。
また、指定した日付を過ぎてしまっている在庫をピックアップしてもうすぐ消費期限が切れてしまう在庫を確認することも出来ます。
さらに入荷~製造~出荷までを一連で管理しているため、トレース機能も備えており、使用した材料がどこへ出荷されたのか、使用した材料はどこから入荷したのかを簡単に把握することが出来ます。
他にも次のような機能で、消費期限管理を簡略化されているお客様もいらっしゃいます。
・仕入データ(消費期限含め)のEXCEL取込
EXCELから一括で取り込むことで、データ入力の負担軽減、
手入力による入力ミスを防ぎます。
・入荷情報を入荷ラベルとして出力
物や番重等に出力したラベルを張り付けたり、カードを置いたりして
パッと見ただけで、中に入っている物が何なのか、消費期限がいつなのか
を把握することができます。
在庫を取り出す際に、指示された在庫かどうかを確認しますよね。
もし、異なる在庫を使用してしまうと、システム上と在庫に差異が生じて
しまいます。
入荷ラベルがあれば、在庫の取り出しミスも減少しますね。
・棚卸の作業軽減
前項のように現物にラベルを添付しておけば、棚卸作業も楽になります。
ラベルのバーコードをハンディやタブレットでスキャンするだけで、対象
品目が特定でき、その場で実績の入力まで完了できます。
これまでのように、紙の「棚卸準備表」から対象品を探すのが大変だった
り、紙にメモした実績を後からPCで転記したりする作業から解放されます。
導入前には現場に入って、よく打ち合わせを行うことが重要だと考えます。
いかがでしたか?
他にも「こんな風に消費期限管理をしてみたいんだけど」等の要望がありましたら、ぜひ一度ご相談ください。
FOODWORLDの「消費期限管理」について、Tips動画で公開しています。
是非ご覧下さい。
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