月刊FOODWORLDメールマガジン2017年 9月号から抜粋
計画生産
こんにちは。ご無沙汰しております。9月号担当の「たぬき次郎」です。
今月は「計画生産」についてご紹介いたします。
FOODWORLDのユーザーは弁当・惣菜系の製造工場が多くを占めており、「受注生産」を基本とした生産管理を運用しております。
しかし、そのような工場でも、一部の商品が「計画生産」となる商品を製造している場合があります。
例えば、
・主商品はサラダなどカット野菜の製造だが、関連して瓶詰の【たまねぎドレッシング】を製造 など
⇒受注を受けたらストックから出荷
また、最終商品としては受注生産だが、商品のトッピングの一部(仕掛品)が計画生産となる場合もあります。
例えば、
・商品【鍋セット】自体は受注生産だが、そこに付属する一部の【乾燥きのこ】の小分け作業 など
⇒乾燥きのこ自体は日持ちし大袋で仕入れ、事前に1人前用に小分けしたものをトッピングする
上記の【たまねぎドレッシング】や【乾燥きのこ(小分け)】が作り置き可能な商品や仕掛品であれば、それらは受注によって生産するのではなく、予め計画的に製造してストックから使用する運用となるのではないでしょうか。
ではその製造の計画はどうやって立てるのでしょうか。
・今、在庫はどのくらいあるんだっけ?
・明日から1週間どのくらい必要?
・来週は大口受注が来るんじゃなかったかな?
情報を集めて、日別に集計して、さらに計算して・・・やってられません。
このような運用において、FOODWORLDでは「計画生産シミュレーション」機能を使用します。
この仕組みのポイントは在庫量と使用予定量(需要予測)です。
簡単に言えば、現在の在庫量が未来に対し日毎にどのように推移(出荷・出庫にて減少)するかが分かれば、製造する日と量が決められるという事です。
在庫がゼロになる前に、又は最低ストック量を割る前に製造するという判断と計画(製造量の入力)を起こす事ができるのです。
この機能により一つの画面で、現在庫量と使用予定量・製造予定量によって日々の在庫量の推移が確認でき、製造計画の設定・調整が容易となっているのです。
ちなみにポイントとして挙げた使用予定量に関しては、FOODWORLDの未来の見込受注や過去の確定受注情報などを指標とすることができ、この受注情報をレシピ展開(所要量計算)することにより求めることができます。
このように、計画判断の異なる種類の製造を行う工場であっても、受注データや在庫データを駆使して生産計画を作成することができるなど、加工工場のトータル業務をカバーするパッケージとしての特性を十分の活かした運用が実現できます。
いかがでしたか?
FOODWORLDの「計画生産シミュレーション」について、Tips動画で公開しています。
是非ご覧下さい。
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