月刊FOODWORLDメールマガジン2018年 3月号から抜粋
EOS受信やファックスは大丈夫?
こんにちは。「たぬき教授」です。
今月は「EOS受信やファックスは大丈夫?」についてご紹介いたします。
ISDN回線のINSネット(ディジタル通信モード)のサービスが終了する事はご存知だと思いますが、これは交換機からIP網(ルータ)へ移行する計画の一部である事はご存知でしょうか?
現在お使いの固定電話はメタルIP電話に生まれ変わります。
が、ひょっとするとアナログモデムでの通信に影響があるかも知れません。
FOODWORLDではアナログモデムを使用してEOS/EDI、ファックス通信しているお客様がいらっしゃいます。
・EOSデータ(受注データ)をアナログ回線又はISDN回線を使用して受信している
・FWのPCから直接、仕入先へ発注のファックスを送信している
・セキュリティの関係でインターネットを使用せず、アナログ回線を使用してFOODWORLDのリモート保守をしている
このようなお客様は、インターネットを使用したサービスへの移行をお願いしています。
・受注データ受信
⇒インターネットでのEDIからの受信(ダウンロードツール/流通BMS)
・ファックス
⇒クラウドFaxサービスへの切り替え
・リモート保守
⇒インターネット回線を使用したリモート(TeamViewer等)
いずれもインターネットを利用したものとなります。
とは言え、お客様の都合だけでは切り替えは簡単にできませんね。
今までEOS受信している取引先が、インターネットによるEDIを提供しているかなど、相手先の環境やサービス提供に左右されます。
システムの改修ともなると時間もかかりますので、余裕を持って対応して頂ければと思います。
★【補足】インターネット技術を使ったIP網へ移行の経緯
NTTは2024年から固定電話(加入電話とISDN)で使用していた公衆交換電話網からインターネット技術を使ったIP網へ移行することを発表しました。
これは局の交換機が製造停止となり、予備の交換機で補っても2025年が限界という事で1年前の2024年からIP化を開始する予定です。
固定電話(加入電話とISDN)はIP網に収容されメタルIP電話となります。
業界団体からは「アナログモデムを使ったEDIでもIP変換による遅延の可能性がある」との意見が出て、NTTはモデム通信の検証環境の提供を開始しましたが、まだ結果は公表されていないようです。
ネット上には遅延が発生し対策が必要という記事を見かけますが真偽のほどは不明です。
もしアナログモデムでEOS/EDIデータを取得しているお客様は、取引先等に確認して下さい。
わからない事やシステムの改修などがございましたら、当社までご相談下さい。
また、悪質な勧誘や販売が多くなりますので、こちらにも注意して下さい。
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