月刊FOODWORLDメールマガジン2018年 9月号から抜粋
業務自動化の事例
こんにちは。
9月号担当の「たぬき六郎」です。
今月は「業務自動化の事例」についてご紹介いたします。
現在食品業界では人手不足を感じている人が多く、このメルマガをご覧いただいている方の中にもどう対応しようかお困りの方がいらっしゃるのではないでしょうか。
人手不足解消方法の一つとして、単純作業の自動化が考えられるかと思います。
単純作業自動化の一例として、食品業界のお客様から業務の自動化を依頼された例を紹介いたします。
そのお客様では受注情報と納品情報の入力を手作業で行っていました。
【システム導入前】
・WebEDIシステムから受注情報を印刷→ラベル値付けコントローラーに手入力
・コントローラから実績データを印刷→WebEDIシステムに納品情報を手入力
自動化システム導入後は手入力の作業が無くなり、ボタン一つで情報の連携ができるようになりました。
【システム導入後】
・WebEDIシステムから受注情報をダウンロード→受注情報を読み込んでラベル値付けコントローラに取り込める形で出力
・コントローラから出力された実績データを取込→納品データを作成しWebEDIシステムに取り込める形で出力
作業の自動化により以下のような効果があったと伺っています。
・毎日3人がかりで3時間ほどかけていた入力作業が数分で終わるようになった
・日付の確認など単純なチェックはシステムに任せ、店舗ごとの特売金額など間違いが発生しやすい箇所の確認に注力できるようになった
・情報を転記するために行っていた紙の印刷が不要になった
導入したお客様には効果を感じて頂いたようで「請求の情報などについても同じようにやりたい」といった追加のご要望を頂いています。
事例につきまして、詳しくは動画をご覧ください。
上記では業務の一部分(主に手入力をしていた部分)を自動化しましたが、自動化する対象や範囲によって最適な方法は変わってきます。
ぜひ気軽にご相談頂き、人手不足に困っている現場のお役に立てればと思います。
なお、今回ご紹介した例のような自動化をもっと大規模に行うのがRPA(Robotic Process Automation)と呼ばれるもので、現在様々な業界で注目されています。
総務省のホームページによれば、RPAを導入したある都市銀行では20種類の事務作業にRPAを適用し、年間8000時間もの事務処理作業を削減できたとの事例があります。
RPAはバーチャルな社員を雇って作業を行ってもらうもので、今はまだ比較的単純な作業しか任せることができませんが、将来このバーチャルな社員がAIの頭脳を持つようになり、任せられる領域が広がっていくものと考えられます。
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