月刊FOODWORLDメールマガジン2018年 10月号から抜粋
生産管理システムの軽減税率対応
こんにちは。
10月号担当の「たぬき花子」です。
今月は「軽減税率」についてお話しします。
気がつけば、軽減税率が導入されるまであと1年となりました。
軽減税率制度の内容の確認、対応が必要な事項の把握、システムやレジの対応、各商品の税率の確認、業務手順の見直し等やらなければいけないことがたくさんありますね。
皆様、準備はもうお済みでしょうか?
生産管理では税抜価格を取り扱っている為、軽減税率の対応はいらないと思っていませんか?
FOODWORLDに限らず売上や仕入情報を、販売管理へ連携している場合は注意が必要です!
今回は販売管理への連携について、事例を交えて少しお話していきます。
今までの消費税率は、一律で3%⇒5%⇒8%と上がっていくだけでしたが、今回の軽減税率導入によって、商品毎に標準税率の10%と軽減税率の8%に分かれるようになりました。
皆様がお使いの生産管理もしくは、販売管理は商品毎に消費税率を設定できますか?
今までは消費税率が一律だったため、商品、数量、単価、金額のみでも運用が出来ていましたし、消費税率を期間で抽出したり、取引先毎に設定していても問題はありませんでした。
しかし、軽減税率が導入されるにあたって、EOSデータの送受信、販売管理へ連携の項目に消費税率や消費税額が増えてくることが想定されます。
その場合、商品単位に消費税率の設定をして、売上・仕入情報と一緒に商品毎の消費税率を送る必要が出てきます。
ここで一つの事例です。
生産管理で消費税の計算を行わず、全て販売管理側で消費税の計算をしたい!
連携の項目に消費税額があるけど『¥0』で送ったら、販売管理側で自動計算してくれるの?
一部の販売管理では、上位システムで送られてきた売上・仕入情報を正として取り込むため、消費税額が¥0で送られてきた場合、消費税額は¥0となってしまいます。
修正するには売上・仕入伝票を一つ一つ呼び出して、消費税額を再計算する必要があるので、手間がかかってしまいますね。
ちなみに当社の販売管理では、生産管理から売上・仕入情報を連携時に、商品マスタから消費税率を取得して自動計算しますので、売上・仕入伝票を一つ一つ呼び出して再計算…という作業は必要ありません。
関係ないと思っていても、実は…と気付いた時に遅かった!では、運用にも支障が出てしまいます。
今から少しずつでも確認作業を進めていくことをお勧めします。
その他にも、軽減税率導入にあたり価格表示や商品ラベルにも影響が出てくることが想定されます。
直前になって慌ててマスタ等の価格変更を行う場合、入力ミスを発生させることも…
その入力ミスから商品ラベルが間違ったまま納品してしまうと大問題となり、取引先との信頼関係にも影響が出てしまいます。
直前に慌てるのではなく、余裕を持って対応していきたいですね。
今回の軽減税率の対応も含め、欲しい機能の要望はやはりお客様毎に違います。
お客様が欲しい機能は何か、どうすれば運用に合った使いやすい機能になるか、是非私たちにご相談ください!
今回ご紹介した内容について、詳しくは動画をご覧ください。
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