月刊FOODWORLDメールマガジン2019年 7月号から抜粋
Windows10へ移行する場合の注意点(その2)
こんにちは。7月号担当の「たぬき教授」です。
今月は「Windows10へ移行する場合の注意点(その2)」です。
2020年1月14日にWindows7のサポートが終了します。
皆さんの職場ではWindows 10への移行はお済でしょうか?
FOODWORLDをご利用されているお客様もWindows 10への移行が進んでいます。
今回は今まで移行した経験から、注意すべきポイントをご紹介します。
1. FOODWORLDの移行
現行のFOODWORLDはWindows 7とWindows 10の両方に対応しています。
問題なくWindows 10で動作すると思われましたが、外部プログラムの呼び出しに失敗するケースが発生しました。
原因は外部プログラムが64ビットに対応していなかったのです。
解決するにはFOODWORLDを32ビットで動作するように変更する必要があります。
外部プログラムと同じ基準に合わせることで、Windows 10のFOODWORLDでも外部プログラムを呼べるようになりました。
このようにプログラム本体ではなく、外部プログラムの問題で動作しなくなる場合があります。
2.Office製品の移行
最近のMicrosoft Officeは大きく分類すると2種類あります。
新しいOffice 2019などはClick to Runという機能が付加され、常に新しいバージョンにアップデートされます。
一方、昔から使っていたOfficeは永続ライセンスと呼ばれ、一旦インストールしたら、ずっと同じバージョンで使い続けることができます。
こちらはDVDからインストールするタイプで、古いOfficeとの互換性が高いのが特徴です。
製品としてはボリュームライセンスと呼ばれる販売形態のOffice 2016 Professionalが有名です。
新しいOffice 2019は、永続ライセンスのOfficeで提供されていた一部の機能が削除されました。
この影響で、当社の販売管理はOffice 2019では動作せず、ボリュームライセンスのOffice 2016 Professionalで稼働させています。
このように、古いOfficeで作られたプログラムを新しいOfficeに移行する場合、どのOffice製品を選ぶか注意が必要です。
評価版などを使って、事前に動作確認してください。
3.他アプリケーションの移行
FOODWORLDやOffice以外のアプリケーションについても注意が必要です。
EDIのアプリケーションによってはWindows 7とWindows 10では製品(ライセンス)が異なり、別途購入が必要になるものがあります。
メーカーに問い合わせ確認して下さい。
Windows 10対応の同じ製品を購入するよりも、これを機に古いEDIを捨て、Webや流通BMSに切り替えるという考え方もありますので、是非ご検討下さい。
Windows7のサポート終了まで、まだ時間があります。
今回の内容を参考にして頂き、安心・安全な移行を進めて頂ければと思います。
移行等で、わからない事やシステムの改修などがございましたら、当社までご相談下さい。
動画では詳細を紹介していますので合わせてご覧ください。
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http://www.foodworld.jp/products
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