月刊FOODWORLDメールマガジン2019年 8月号から抜粋
軽減税率導入編
こんにちは。8月号担当の「たぬき花子」です。
今月は「軽減税率導入編」についてお話します。
軽減税率まであと2ヵ月となりましたね!
皆様の職場では軽減税率の対応はお済みでしょうか?
昨年末頃から軽減税率対応の打ち合わせが始まり、現在は受入テストの段階に入っているお客様が多くなってきました。
打合せの際には気付かなった点や、受入テストを行う中で想定と違って運用しづらい、負担が増えたというお声を頂くことも…。
FOODOWORLDを使用していただいているお客様(食品加工業)のほとんどは、売上は8%一律です。
それでも、仕入に関しては複数税率となります。
今まで1つの消費税率で管理していたものが複数となることで、お客様より出てきた課題をご紹介いたします。
10月より複数税率となりますが、皆様はどのように伝票を管理する予定でしょうか?
おそらく以下のように、大きく2つに分かれると思います。
① 1伝票内に複数税率が混在するパターン
② 消費税率毎に伝票を分けるパターン
もともとのFOODWORLD(販売管理オプション)の考え方では、①のパターンとなっているのですが、お客様からは②のパターンの方が良いという要望が多いです。
色々な可能性を検討し、システムを②のパターンに合わせて改修することにしました。
改修の具体例です。
【売上】
・上位システム(EOS等)連携変更
・受注確定時の伝票採番変更(伝票採番キーとして「税率」を追加)
・納品書へ軽減税率対象である旨を追加(伝票単位で商品の税率を記載)
【仕入】
・発注書の伝票採番変更(伝票採番キーとして「税率」を追加)
・支払案内書へ税率毎に合計した対価の額を表示
もし、システムとして組み込まない場合、お客様が消費税率毎に伝票を分けて入力する必要があるため、運用の負担が2倍(担当している業務によってはそれ以上)になる可能性が考えられます。
現場の体制は大丈夫でしょうか?
1人の人に負担がかかりすぎてしまうと、今まで回っていた業務が回らなくなってしまうことも…。
また、日々の伝票を消費税率毎に分けていても、請求・支払単位(1ヵ月等)でみると、消費税率は混在しますよね。
そのため伝票の他にも、消費税率毎に請求書や支払案内書を分けられれば、確認作業も混在のパターンより楽なのではと帳票を消費税率毎に分けたいというご要望もありました。
しかしデメリットとして、管理しなければならない帳票の枚数が増える、取引先に請求・支払を行う際に合計金額を合算しなければならない等があり、こちらは実装まで進みませんでした。
システム化で改善できるものもありますが、ひとまずは②のパターンの実装のみを行い、様子を見るというお客様が多いです。
軽減税率対応に関しては、実際に運用してみないとわからない点が多く、手探りの状態となっているのが現状です。
その中でもお客様が使いやすいシステムをご提供できるよう、精一杯努力していきたいと思います。
軽減税率が導入された場合、今のシステムで対応できるのか?
また、運用しやすいようシステム改善を行いたい等、お気軽に当社へご相談ください。
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