月刊FOODWORLDメールマガジン2020年 1月号から抜粋
栄養成分の複写
こんにちは。「たぬき四朗」です。
今月は「栄養成分の複写」についてお話ししたいと思います。
2015年4月1日に食品表示法が施行されました。
大きな変更点についていくつか挙げますと
・栄養成分表示の義務化
・原材料、添加物、アレルギー表示の変更
・輸入品を除く加工食品に原料原産地の表示
などがあります。
施行されたからといっても完全移行までには猶予期間があり、原料原産地の表示は2022年3月31日とまだ猶予がありますが、それ以外は2020年3月31日と期限が迫っています。
そのため、お客様の中には栄養成分表示の義務化に対応するために
1)商品の成分値の調査を分析機関へ依頼する
2)新たに栄養成分表(※)を購入して商品の成分値を計算する
といった準備を始めた方もいらっしゃると思います。
(※)現在、栄養成分表は日本食品標準成分表2015年版(七訂)が公開されていますが、2020年には日本食品標準成分表2020年版(八訂)の公開が予定されています。
しかし、
1)では分析機関への調査依頼するために費用が嵩む
2)では成分値の計算や内容チェックのため、担当者の作業負担が増える
といった問題が浮上してきてはいないでしょうか?
FOODWORLDでも栄養成分を扱っているので、2)のケースを軽減するために「栄養成分の複写」といった便利な機能を紹介したいと思います。
FOODWORLDでは半製品や製品といった工場内で加工するために使用する原材料の登録を行います。
それとは別に標準材料(七訂表に記載されている成分情報を持った材料)の登録が行えます。
なぜ、原材料とは別に標準材料が必要なのでしょうか?
原材料には同一材料でも複数の登録が必要となるケースがでできます。
例えば、
・ブランドを強調する開発商品のために同じ原材料でも別々に管理が必要となる
・規格違い(S/M/Lなど)を区別するために同じ原材料でも別々に管理が必要となる
というようなケースは思い当たりませんか?
登録する原材料には商品の成分を計算するために成分値の入力が必要となりますが、原材料が増えるたびに同じ成分値を入力していては負担が増えます。
そこで、成分情報の基となる標準材料を用意しておき、原材料へ複写することで成分値の入力に対する負荷や入力ミスを減らすことができます。
また、登録した原材料を構成品とする商品情報(レシピ)を登録することで商品の成分値は自動で計算されるので、計算ミスの発生も減らすことができます。
大きな効果として、一部の原材料に修正が発生した場合、原材料を使用する全ての商品に対して修正を反映できる一括更新機能があるので修正漏れの発生も防ぐことができます。
紹介した便利な機能に興味を持たれましたら、当社へご相談下さい。
「栄養成分の複写」のイメージ動画を用意したのでご覧ください。
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