月刊FOODWORLDメールマガジン2021年 1月号から抜粋
在庫管理と入出庫履歴
こんにちは。1月号担当の「たぬき一郎」です。
今月は「在庫管理と入出庫履歴」についてお話しさせて頂きます。
昨年後半あたりから「在庫管理を強化したい、入出庫履歴をとりたい」といったお問い合わせが多くなっています。
ご存じの通り、当社は「FOODWORLD」という食品加工工場向けのパッケージを開発・販売しておりますので食品業のお客様は勿論の事ですが、最近では食品業界以外のお客様からも問い合わせが多々ありご提案をしています。
これを機に当社も「在庫と入出庫管理」というキーワードにもう一度着目している今日この頃です。
しかし、この時期に何故なんでしょう?
何件かのお客様に聞いたところ「在庫数がきちんと把握できてないから」とか「得意先からの問い合わせに対応するため」等のいつもと変わらぬ声が聞かれます。
ネット等で色々調べてたものの何の手掛かりもなく、特別な理由はありそうもありません。
いくつか考えられるのは、
1.コロナ禍により作業量が減少し、その分在庫の整理に注視している。
2.コロナ禍により売上が減少し、コスト削減効果という事もあり在庫管理に着手している。
3.HACCPの義務化(来年6月)により、それに引っ張られ履歴管理を実現しようとしている。
といった所でしょうか?あくまでも推測です。
一般的には入出庫管理とは、在庫を入庫、出庫する際に「いつ、何を、いくつ出し入れしたか」を記録することをいいます。
問い合わせのあったお客様に「現状の業務方法は?」と尋ねると、EXCELで管理していたり、手書きで管理していたりと様々ですが、みなさん、きちんと実施しているという印象を受けます。
ただEXCELや手書きの紙で管理していると、入力や記入間違い、また入力や記入漏れ等が起こっているのも事実のようです。
どのお客様に聞いても、決まって言うことは「いつも在庫があっていない」と愚痴をこぼしていることもしばしば・・・。
在庫が合わないと発注にも影響が出て、過剰発注、それによる過剰在庫に繋がる事は皆さん理解されているので、「どうにかしたい!」といった声がよく聞かれます。
それと在庫管理の入出庫と関わるもうひとつの管理。
入出庫の数は把握できていても「お客様からの質問や問い合わせにすぐに対応できない」という声が多く上がっています。
これは俗にいう、履歴管理(トレース)というものでしょう。
いつ出荷したものなのか?いつ製造したものなのか?は勿論の事、この商品に使っている材料は何なのか?、その材料は何処からいつ仕入れたものなのか?などなど、すぐに対応できるようにしたいという要望です。
履歴を取るとなると多岐にわたり実績を管理する事になりますが、どこまで管理するのかは業種ごと、会社ごとに違いがあるようです。
そして重要な事がもう1つ。
この課題の中で一番の要望でもある入力ミスや入力漏れを防ぐための機器導入です。
システム化しても人手、時間が掛かっては改善になっておらず、作業の効率化という観点でも大きなメリットがなくては意味がありません。
その人手、時間がかかる大変な作業を助ける入力デバイス(機器)として、ハンディターミナルやタブレットを要望されることが最近は増えました。
そこで、当社が提案している「機器を使用した実績データ取得方法」をいくつか紹介いたします。
1.ハンディターミナルを使用した在庫入出庫管理+履歴管理
2.タブレットを使用した在庫入出庫管理+履歴管理
3.ICタグをを使用した在庫入出庫管理+履歴管理
等々
簡単に説明すると、1.ハンディターミナルはバーコードを使用してスキャンし入力を補助するもの、2.タブレットは現場でタッチ入力が可能なもの、3.ICタグは無線通信により認識させ入力を補助するものです。
というように入力を手助けするいくつかの方法があります。
今回はご提案数が一番多い、当社FOODWORLDを基にした「1.ハンディターミナルを使用した在庫管理の入出庫+履歴管理」の概要を簡単に動画にてご紹介しますので是非ご覧ください。
多岐にわたる業種・業態の皆さんが検討されていると思われますので、手助けできるよう対応させて頂きます。
とは言うものの、1日も早くコロナが収束する事を祈るばかりです。
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