FOODWORLDにおける見込情報の有効活用
弁当・惣菜系の工場の多くは受注生産方式で運営されておりますが、注文は早くて2日前、中には当日出荷の直前まで確定が決まらないなんてユーザー様もいます。
受注生産では注文が確定しなければ当然、作る量が決まらない・使う量が決まらないなど、製造活動に大きな空白が生じてしまいますね。
弁当・惣菜系の工場の多くは受注生産方式で運営されておりますが、注文は早くて2日前、中には当日出荷の直前まで確定が決まらないなんてユーザー様もいます。
受注生産では注文が確定しなければ当然、作る量が決まらない・使う量が決まらないなど、製造活動に大きな空白が生じてしまいますね。
今は何においてもITが導入されていることが普通の世の中となっています。ちょっと大げさですが、車も自動で運転される時代です。工場における人・モノ・情報をつなげる手段として、そしてこのような時代の工場運営を考えるとき、IT技術の議論が前提となることはごく自然の流れと思います。
世の中では停滞しがちな業務を補うため、このWeb会議が頻繁に活用されるようになりました。
政府からもオンラインでの会議を推奨するような話が出され、何よりも人との対面が制限されるこの時勢に対して有効なツールで、先行き不透明なこの先も主要な手段として利用されていくものと考えています。
多くの工場では、仕入先が作成する「原材料規格書」を紙やExcelファイル・データ送信などで取得しているものと思われますが、そこに含まれるアレルゲン等の情報をどのように活用し管理しているでしょうか?
ラベル表記作成や問い合わせに際し、商品を構成する材料の情報を、紙やファイルを都度参照しているのでは多くの手間がかかります。
食品加工工場で利用されるFOODWORLDは主に「物」の管理を主体としたシステムで、あまり関係ないと思われがちですが果たしてそうでしょうか。
今回は、FOODWORLD(以下FW)での軽減税率に関わる対応について事例を含めて紹介します。
食品衛生法等の一部改正に伴う『HACCP義務化』が走り出しました。近頃、FOODWORLDユーザーも含め、新規の引き合いにおいてもよく耳にするキーワードは「HACCP」です。義務化を受けて多くの食品関連事業者が動き出した感があります。
この仕組みのポイントは在庫量と使用予定量(需要予測)です。
簡単に言えば、現在の在庫量が未来に対し日毎にどのように推移(出荷・出庫にて減少)するかが分かれば、製造する日と量が決められるという事です。
現在、食品ラベル表示は対象や内容について常に議論され、義務化・制度化が進んでいます。
今回は表示義務化されている内容の中でも『産地表示』について、カット野菜工場を例にお話ししたいと思います。
コンビニやスーパーで売られているお弁当には必ず商品ラベルが貼られており、商品名はもちろん、価格・添加物・アレルゲン・成分値・消費期限など多くの情報が印字されています。
FOODWORLDは食品加工工場の「物」をシステムで管理(受注出荷、生産、仕入、在庫)できる仕組みですが、重要なポイントの一つとして「単位」があります。