複数工場間のデータ管理術
工場で管理する生産データ(品目情報 等)は「生産方法が違えば、扱う原料情報、出荷ルートも異なる」等で、通常は工場毎に管理されていることが多いと思います。
初回は2013年5月号で、先月2018年4月号で丸5年。そこで今月は「5年間(60回配信)」という事で、題して「5周年記念号」をお送りいたします。いままで配信した60回の内容を少し振り返ってみました。
このところ、インストア総菜の一部の商品とCKの製造を一体管理するご相談をいただくようになっています。
背景としては、コンビニやドラッグストアなどとの競争が激しくなり、お客様が「スーパーならでは」の差別化を模索されていると考えています。
ISDN回線のINSネット(ディジタル通信モード)のサービスが終了する事はご存知だと思いますが、これは交換機からIP網(ルータ)へ移行する計画の一部である事はご存知でしょうか?
現在お使いの固定電話はメタルIP電話に生まれ変わります。が、ひょっとするとアナログモデムでの通信に影響があるかも知れません。
さて、金額の差異と言っても色々なパターンがあり、
・出荷データと売上データが合わない
・売上データの合計と請求データが合わない
・独自で管理している請求金額と請求データが合わない
・各帳票の金額が合わない
等があります。
しかしシステム上は正しく管理できていても思わぬ問題が起きることがあります。
例えば作り方の指示書を紙に出力して作業者が利用している現場では、差し替え忘れにより間違った(過去の)指示書で商品を作ってしまうことが考えられます。
FWでは食材毎に含まれる含有物(原材料、添加物、アレルゲン)の登録を行い、登録したレシピ情報(構成情報)を基に含有物の重量を再計算し、重量順に含有物を表示させる機能となっています。
そのため、利用者が含有物の登録を行う際に新しい表示ルールを意識した登録を行います。
現在、普通にWindows10を購入すると64ビットとなり、現在運用している「32ビット構成から64ビット構成へ移行」することになります。
この構成変更が原因で「今まで運用していたアプリ、周辺機器」が動かなくなる場合があるのです。
導入当時、あるいはご紹介した当時とは多様の変化をとげており、既存ユーザー様は「FWって今どんな事ができるの?」という疑問もあるのではないでしょうか。また新規のユーザー様にも「どんな機能があってどんな事ができるのか?」というアピールの意味も込めて、現状のFW情報をお届け致します。
この仕組みのポイントは在庫量と使用予定量(需要予測)です。
簡単に言えば、現在の在庫量が未来に対し日毎にどのように推移(出荷・出庫にて減少)するかが分かれば、製造する日と量が決められるという事です。
食品工場へ伺うと、認証や安心安全のための記録を 紙に記入しファイリングしている姿をよく見かけます。
毎日記入している記録の中に 傾向を見たり、推移を見たりと、残していくだけではなくもっと活用したい情報はありませんか?